第一話、赤村くんと須藤さん
赤村:眠い。
須藤:あら、中村くんおはよう
赤村:おはよう秋中さん。
須藤:須藤ね。初回なんだから、こういう時は不自然でもちゃんとお互いの名前を知らない人に伝えるために言わないと。
赤村:ああ、そうだったねプロデューサーさん
須藤:役職になっちゃったわね……。
「赤村くんと須藤さん」
赤村:どうも、セキソンです。
須藤:うん、嘘よね。アカムラくん。
赤村:じゃあ、アカソンです。
須藤:それも違うわねアカムラくん。
赤村:どうも、アンダーソンです。
須藤:よろしくアンダーソンくん。
赤村:眠いよスドーさん。
須藤:しゃっきりしなさいよアカムラくん。
赤村:しゃっきりするって?
須藤:しゃっきりっていうのは……シャキっとすることよ。
赤村:シャキっとする?
須藤:シャ……シャキシャキする……
赤村:レタスみたいだね。
須藤:そ、そうね。
赤村:そうか!採れたて新鮮なレタスのようにシャキシャキとした鮮度で前向きに清々しくいけということなんだね!
須藤:急に解読力が上がったわね。
赤村:ゲバブを焼いたよ
須藤:レタスのサラダが出る流れだと思ったわ。
赤村:レタスのサラダもあるよ。
須藤:さすが赤村くんね。レタスの流れを欠かさないのね。
赤村:Zzz……
須藤:これは……
赤村:侍に憧れてるんだ。
須藤:そういえば月曜18時から侍アニメ始まったわね。
赤村:俺も常住戦陣したい。
須藤:現代人には物騒な物構えね。
赤村:スドーさん見てみて!日本刀だよ!
須藤:わざわざ言わなくても、あなたアンダーソンの下りから腰に下げてたじゃない。
赤村:シャキーン!
須藤:もう!遊んでないでシャキっとしなさいよ!
赤村:……。シャキーン!
須藤:……。そうね、2回目はいらなかったわね……。