第143話「命の奇跡、ライフ・ストリーム・ドラゴン!!」
「いいや、お前は絶望などしない!希望を持っているからな!!」
〔何が進化だ!?許さんぞ、シンクロ召喚など―――“アステリスク”の効果発動!〕
《機皇神龍アステリスク》
☆10/闇属性/機械族/ATK 0/DEF 0
自分フィールド上に「機皇」と名のつくモンスターが3体以上存在する場合に手札のこのカードを特殊召喚する事が出来る。このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在する表側攻撃表示の機械族モンスターの攻撃力の合計の数値となる。相手はこのカード以外の機械族モンスターに攻撃できない。このカードが破壊される場合、自分フィールド上に存在する機械族モンスター1体を墓地に送る事で破壊を無効にする。このカードが表側表示で存在する場合、シンクロモンスターを特殊召喚したプレイヤーは、1000ポイントのダメージを受ける。
○〔シンクロ召喚をしたプレイヤーは1000ポイントのダメージを受ける!!〕
●「《ライフ・ストリーム・ドラゴン》の存在により、効果ダメージは受けない!!」
《ライフ・ストリーム・ドラゴン》
☆8/地属性/ドラゴン族・シンクロ/ATK2900/DEF2400
チューナー+「パワー・ツール・ドラゴン」
このカードのシンクロ召喚に成功した時、ライフポイント2000以下のプレイヤーのライフポイントを2000にする。このカードが表側表示で存在する限り、効果によるダメージは無効になる。1ターンに1度、フィールド上に「以下不明」
(テキスト未確定)
「龍可、今助けてやるからな!」
●「《ライフ・ストリーム・ドラゴン》はシンクロ召喚に成功した時、2000以下のプレイヤーのライフポイントを2000にする!!」
〔何だと!?〕
龍亜LP100→2000
ジャックLP100→2000
龍可LP18→19→20―――
「私の・・・ライフが・・・。」
「「龍可!!」」
龍可LP20→2000
「龍可・・・。良かった」
「どうして・・・私は・・・。」
降り注ぐ眩い輝き。龍可の目に映るのはかつて見せられた5千年前の戦いでその姿を見せた黄色の龍だった。
「これは―――あの時の夢の中に出てきたドラゴン。―――あぁ!龍亜それ!?」
その時初めて双子の兄の腕に光る痣に気づく。龍亜は照れくさそうにそれを龍可に見せた。
「へへ。オレ、頑張って、頑張ったらシグナーになっちゃった。へへ、驚きだろ?」
「驚かないよ。龍亜はいつも私を護ってくれてたから、自分の事よりいつも私の事を考えてくれてたから―――ずっと変わらない。龍亜は私のヒーローだから!」
「(愛する者のために、その身を惜しみなく投げ出した龍亜に赤き竜が答えたのか・・・。)」
愛する者のために戦った経験があるのか、同じ境遇を感じながら龍亜を見つめるジャック。
〔やめろ!!くだらん、ライフ2000の束の間の休息が、まやかしの希望が何だという!!?〕
「わからないのか?お前は龍亜に絶望を与えた。だが、その絶望から龍亜は希望をもぎ取った!絶望の先にも希望はあるのだ!!龍亜のシグナーへの進化、それがオレたちの希望だ!!」
〔ふざけるな!!そんなもの―――〕
●「掴んだ希望は絶対に手放さない!!《ライフ・ストリーム・ドラゴン》で《機皇神龍アステリスク》を攻撃!!」
「“ライフ・イズ・ビューティー・ホール”」