【FGO感想 巨人の王】無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児 第12節「まるで、春の日向のようだった貴方」【シナリオキャプチャ】
「彷徨海」からの連絡を受けたシャドウ・ボーダーが彼の地へと向かうためには、異聞帯の領域となった北欧を通過せねばならなかった。
氷の大地と炎の山脈に閉ざされた世界で見たものとは───
誰にも見せたことのない、私。
でも、誰もが知っている。
私という人間を。
それは何て人間らしい、機械なのだろうか。
そして、私は、何て機械のような、人間なのだろう。
まぁ、夏休みの宿題は最後にやる派だけどね。
新所長、もうちょっとデリカシー持とう。
同感です。
当面の敵は・・・。
(それは拷問なのか・・・?)
うん、わかってる。わかってる、つもりだ。
そろそろ寝ようか、という時間だが、ふと気になって車上に出た。特に目的はないけど、なんとなく。
事実がそうだとしても。
うちの新所長も悪気はないはずなんだけどさ。
重そうな槍を隣に置いて、ブリュンヒルデは横に座った。
そうか、それはなんだか、とても・・・。
なんか、無理をしているような気がする。
?
そして、運命の日。この世界の終わりをかけた、戦いが幕を開けた。
はい、通信感度良好。聞こえてますよ、ダ・ヴィンチちゃん。
大丈夫!風で喋りにくいけど!
よし、いくぞ!マシュ、戦闘準備!
じゃあ、攻撃開始!
真っ赤な瞳がこちらを睨み付ける。あれが、人類史の英雄にして北欧最強の戦士、シグルド。
確か、名前はオルトリンデ・・・。
よし、思い切りやろう!
勝負はまさに激戦だった。
お互いに一歩も譲らず、退路は無い。
相手を倒すことでしか、もう前に進む道はない。
よし、このまま畳み掛けよう!
す、すごい魔力放出だ・・・今まで見てきたどの英霊よりも・・・。
ちょっと待った!そこまでだとは聞いてない!
そうだ。。そうだった。。
オフェリアが再び眼帯を外す。
くそ、ブリュンヒルデ!すぐに礼装で回復を・・・・!
それは一体・・・?
霊核がボロボロになりながらも、残された魔力でブリュンヒルデは勝負に出た。
ブリュンヒルデの想いに比例して巨大となっていく槍。
それを一直線にシグルドに向け・・・・・・。
その一撃を跳ね返した。
え!?
強制再臨・・・。第3段階ということは、事実これがあいつの本気モード・・・。
炎と一緒に繰り出される攻撃。マシュは間一髪でガードするも、その衝撃は大きかった。
ルーンによる炎?それとも別の何か・・・?
マシュ!
その霊基は紛れもないシグルドのもの。
だが、今目の前で魔剣を振るう彼はシグルドではない。
そこでブリュンヒルデは力を使い果たしたのか、膝から地面に崩れ落ちるように倒れた。
体を貫かれたシグルドは、夥しい血を流しながら笑っていた。
血を吹き出しながら自らの身体を貫いた槍を自分の手で抜き、傍らに放った。
狂ったように笑う英雄のカタチをした何か。
そしてそれを呆然とオフェリアは見つめていた。
マシュの声はオフェリアに届いていなかった。それどころか、シグルドが生きていたというのに様子がおかしい。
突如、オフェリアは自身の魔眼をシグルドに使った。
もちろん、何が起こっているのかは全くわからない。
炎・・・?