【FGO】節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔 二十階の鬼
それは何処かで起きたいつかの話。
日本の片田舎から確認されたという微小特異点―――。
そこには、本来あるはずのない謎の塔が建築されていた。
建築学的にはありえない高さと形状で、目的も意味も不明なまま
そびえたつその塔には、いったいどのような秘密が隠されて
いるのだろうか?
そして、微小特異点の確認とほぼ同じタイミングで
レイシフトしたことが確認されている角の生えた二人組の企みとは?
十階、葛飾北斎を突破して一行は最上階を目指す。
そうこうしているうちに二十階に到着。そこで待っていたのは・・・。
あ、パライソちゃん。君は大丈夫?
呪わしいって・・・。
なるほど、鬼の酒気は魔物属性の強いゴルゴーンには好ましい環境ということか。
え、なに?
う、うん。どっかのアーチャーと違って宝具は弓だしね。
それは全然いいけれど・・・。
な、なぜ?
この塔の空気を吸っていたいだけだったのでは?
や、やっぱりそんな事か・・・!
メルトリリス「そんなに温泉が良いなら溶かしてあげるわよ!」
つまり、下の温泉行ってくるからここ通っていいよってこと?
おっと、パライソちゃんの変なスイッチが。
蛇に睨まれた蛙のような声。
さ、さぁ・・・。とりあえずすごく嬉しそうなのはわかる。
(それはまさか変温動物的な特徴か、それとも単に君がちょっとズボラなだけなのか・・・)
マシュ、さっき外見とか関係ないって・・・。
(そうなの?)
(満面の笑みでにじり寄る)
(満面の笑みでさらににじり寄る)
あ!逃げた!
あ!追った!早い!さすが忍者!
(あまり深く考えないようにしている。)
まさしくテルマエ!
(必死)
(つまり必死!)
マタ・ハリが抑えていたエルバサちゃんの耳が解放されて・・・
あぁ、■■■■■絶対殺すスイッチが・・・!
いいのかーーーー!
そんな女の湯の賑わいが聞こえて
基本、バーサーカーを温泉に入れるべきではない。
つづく。