第三話、有名人を見た見たトークのゴールは美輪明宏降臨でいつも終わる
赤村:熱血が足りないのですよ熱血が!
須藤:朝っぱらから暑苦しいのね赤村くん
赤村:昨日夢を見たんだ。インド象と戯れる君の夢を。
須藤:どう反応したらいいか困る話題ね
赤村:そのとき俺はスマトラトラとタイカレーを食べていて・・・
須藤:多国籍ドリームね。
赤村:最後は地球を救ってハッピーエンドさ
須藤:なんだろう、私すごいモヤモヤする・・・
赤村:それはきっと恋だよ、須藤さん。いや、―――――――理香子さん
須藤:ごめん、午後の仕込みがあるからー
(↑何気にふった)
赤村:いってらっしゃーい!
(↑なかったことにした)
赤村:石神井公園ってさ、しゃくじい公園って読むんだよ
須藤:馬喰町はばくろ町って読むしね
赤村:高田馬場はたかだのばばって読むんだぜ
須藤:それは別に、ね。
赤村:あ、流れ星だ!
須藤:そういえば今二人で天体観測してたんだったわね
赤村:そうだ!俺達今二人っきりで天体観測してその後ホテルで朝まで――――
須藤:うん。そこは私だけ直帰させて貰うけど
赤村:ホテル代下さいホテル代下さいホテル代下さい
須藤:どうしたの赤村くん?
赤村:流れ星が消える前にこうやってお願いを3回言うと願いが叶うって言われているんだ
須藤:うんそうね、それは知ってるわ。それじゃなくて、その願いっていうか、内容の話
赤村:ホテル代っていうのは、駅前にあるパッションっていうこの町唯一のホテルで、この町唯一だからたまに顔見知りと会っちゃってその凄く気まずくなるから気をつけないといけないホテルに支払う代金だよ
須藤:うんそうね、それも知ってるわ。ええと、そうね。
赤村:ねぇ、須藤さん。流れ星もきれいだけど、今夜は少し冷えるからそろそろ・・・
須藤:痛!痛たた!な、なぜか腹部に激痛が!こ、これはすぐに帰らないとまずいパターンのヤツだわ!(ほぼ捨て身)
赤村:だ、だいじょうぶかい須藤さん!?なんなら近くのホテルで休むとか
須藤:いいえ!これは家にさっさと帰って薬を飲んだ方が早いわ!
赤村:でも須藤さんちここから電車を3つ乗り継いで、2時間半のところじゃないか
須藤:それだけあれば十分よ!痛たた!
赤村:あ!見てみて!もう終電だよ!電車ないよ!(嬉しげ)
須藤:・・・。
※ホテル代は倍額かかりました。