【ジャンプコミックス】 めだかボックス(21) 【不知火不知編】
遂に獅子目言彦と対峙しためだかは、習得した『スタイル』で勝負に臨むが、渾身の一撃を跳ね返される。死の際で、彼女は実の母・鶴喰鳩との邂逅を果たすが…!?「不知火不知」編、怒涛のクライマックスへ!!
人類最強の英雄・言彦を倒すべく『スタイル』の開発者である鶴喰梟(つるばみ ふくろう)博士を頼るめだか達。三年前に死んでいた彼は、止まった心臓の代わりに『振動(ことば)』で自身の体に血液を流し生き存えていた。そんな生ける死者となった彼には、アブノーマルもマイナスも通用せず、唯一言彦に勝てる存在でもあった。しかし、あらゆる理想を妥協し続けてきた彼は、既に人間として破綻し、逆にめだか達の前に立ちはだかる。不知火を奪還し言彦に立ち向かうめだかは、その圧倒的な存在の前に傷一つ付けることなく完全敗北を帰す。
死の際に突如迷い込んだ安心院さん無き中学校の教室で、めだかは母・鳩と再会する。
できない約束。怪物と人間。博愛、理想、強さ、信念。そして敗北の末の終神。
現実離れた世界の果てで、捨てられた病院の院長室。ただ、友達を連れ戻すだけのために命を投げうつ仲間達。
五千年生き続けた生きる伝説を前に、最後の黒神ファントムが言彦に放たれた。
言葉は届く、凡庸から逃げない、全ては心と共に。
逆説的に。
"だからこそ"人吉善吉(ひとよし ぜんきち)は、人であり続けられる。
たった一人の幼馴染のために。
『どうやら人と人との出会いは、なかったことにはならないらしい。』
『自分の人生を最低だと思う日がきっと来る。そんな日は誰だって必ず来る。』
『だからそんな日は。』
『お前らなんか及びもつかない不幸な僕が、世界のどこかで逆境の中へらへら笑って、面白おかしく生きてることを思い出せ。』
- 作者: 暁月あきら,西尾維新
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/06/04
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (16件) を見る