ナンバーズ66「戦慄のデュエル!立ち上がれ絆の英雄ゼアル」
《スフィアフィールド》
フィールド魔法
お互いのプレイヤーは、手札の同じレベルを持つモンスター2体をエクシーズ素材として自分のエクストラデッキの「No.」と名のついたモンスターエクシーズをランダムに召喚条件を無視して特殊召喚する事ができる。この効果で特殊召喚されたモンスターエクシーズのエクシーズ素材が無くなった場合、そのモンスターを破壊する。
「ふっふっふっふっふ。まさか君も3体呼び出すなんて…。運だけはあるようだねぇ」
「運なんかじゃねぇ!これがオレの実力だ!」
『この布陣なら勝てる!一掃するぞ、遊馬!』
●「おう!リバイス・ドラゴン効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、攻撃力を500ポイントアップする!」
《No.17 リバイス・ドラゴン》
ランク3/水属性/ドラゴン族・エクシーズ/攻2000/守 0
レベル3モンスター×2
このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、このカードの攻撃力を500ポイントアップする。このカードのエクシーズ素材が無い場合、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
《No.17 リバイス・ドラゴン》
ATK2000→2500
●「いっけぇリバイス・ドラゴン!白騎士イルミネーターを攻撃!!」
「“バイス・ストリーム”!!」
「う――――く!」
トロンLP4000→3900
●「もういっちょ!いっけぇ《No.39 希望皇ホープ》!!ゲノム・ヘリターを攻撃!!」
「“ホープ・剣・スラッシュ”!!」
「っち。けど、どうって事は無いよ。これくらい――――。」
トロンLP3900→3800
「まだボクのフィールドには攻撃力3000のアシッド・ゴーレムがいる!」
●「まだだ!オレは手札から魔法発動!!《エクシーズ・トライアングル・フォース》!!このカードは自分のフィールドにモンスターエクシーズが3体以上いる時、相手フィールドのカード1枚を破壊する!!」
《エクシーズ・トライアングル・フォース》
通常魔法
自分フィールド上にモンスターエクシーズが3体以上存在する場合に発動できる。相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
「いけ!アシッド・ゴーレムを破壊しろ!!」
「ち。こんなカードまで用意してたのか……。」
遊馬にしては上出来な戦法です。問題は、今までエクシーズを3体も並べた事がないのによく入れていたって事か。
「どうだ!これでお前のナンバーズを全て倒したぜ!」
トロンのフィールドは伏せカードのみ。そして、手札は0枚。このまま押し切れば遊馬の逆転勝利ですが…。
●「オレはこれでターンエンドだ!さぁ、かかって来やがれ!」
遊馬LP1600
トロンLP3800
「ふふふふふ。なんか、もしかして本気でボクに勝てると思ってるの?」
「当たり前だ!オレは|||のためにもカイトのためにも、オレは必ずお前に勝つ!」
「君のフィールドには、ナンバーズが3体……。どうやらボクが本気を出す舞台は整ったようだねぇ。」
「な、何!?」
○「これがボクのデステニードロー!かっとビングだぜ!ボク!」
「なんちゃって。」
「く―――――……。」
○「さぁいくよ!ボクは墓地に送った《紋章獣ユニコーン》の効果発動!このモンスターを墓地から除外する事で、墓地にあるモンスターエクシーズ1体の効果を無効にし、特殊召喚する!」
《紋章獣ユニコーン》
星4/?属性/?族/ATKXXXX/DEFXXXX
墓地のこのカードをゲームから除外する事で、自分の墓地のモンスターエクシーズ1体を、効果を無効にして特殊召喚する事ができる。
○「現れろ!白騎士イルミネーター!!」
《No.10 白騎士イルミネーター》
ランク4/光属性/戦士族・エクシーズ/攻2400/守2400
レベル4モンスター×3
このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。自分の手札を1枚墓地へ送り、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
(アニメ効果)
○「さらに!墓地にいるもう1体の《紋章獣ユニコーン》の効果発動!同じように墓地にいるゲノム・ヘリターを、特殊召喚する!」
《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》
ランク4/光属性/獣族・エクシーズ/ATK2400/DEF1800
「紋章獣」と名のついたレベル4モンスター×2
このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動する。この効果は相手ターンでも使用できる
●相手モンスター1体を選択して発動する。このカードは選択したモンスターと同盟カードとして扱い、選択したモンスターはフィールド上に存在する限りプレイできない。
●このターン、このカードと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力は0になり、このカードの攻撃力はターン終了時までそのモンスターの元々の攻撃力の数値になる。
●相手モンスター1体のモンスター効果を無効にし、このカードはそのモンスター効果を得る。
「そんなモンスターを召喚したって無駄だ!オレのモンスターの方が攻撃力は上だ!」
『いや。彼の目的は、復活させたモンスターに攻撃させる事ではない。』
「え―?」
『攻撃が目的なら、攻撃力がもっとも高いアシッド・ゴーレムをまず復活させるはずだ。』
○「ボクは手札から魔法カード《蘇生紋章(リボーン・メダリオン)》を発動!!このカードは自分の墓地にいるレベル4以下の紋章獣を復活させる。」
《蘇生紋章(リボーン・メダリオン)》
通常魔法
自分の墓地の「紋章」と名のついたレベル4以下のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
「蘇れ!!《紋章獣 ベルナーズ・ファルコン》!!」
《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》
星4/風属性/鳥獣族/ATK1000/DEF1600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。自分フィールド上の全てのモンスターのレベルをこのカードのレベルと同じにする。
(アニメ効果)
○「ベルナーズ・ファルコンの効果発動!このカードがフィールドに現れた時、自分フィールドのモンスターは全て同じレベルにできる!」
《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》
ランク4→レベル4
《No.10 白騎士イルミネーター》
ランク4→レベル4
『モンスターエクシーズにレベル!?』
「これでヤツの場にはレベル4のモンスターが3体―――!まさか」
○「ボクはゲノム・ヘリター、イルミネーター、そしてベルナーズ・ファルコンの3体をオーバーレイ!!」
「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」
「現れろ!!見せてあげるよ、ボクの本当の切り札《No.69 紋章神(ゴッド・メダリオン)コート・オブ・アームズ》!!!」
《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》
ランク4/光属性/?族/ATK2600/DEF1400
レベル4モンスター×3
このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。このカードはカード効果によって破壊されない。フィールド上に存在するこのカード以外のモンスターの効果を全て無効にする。その後、このカードはこの効果で無効化したモンスターの効果を全て得る。この効果は相手ターンでも発動できる。このカードが相手モンスターの攻撃対象になった時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。
『このナンバーズだ。こいつこそ、トロンの復讐心そのもの―――』
「あぁ……苦しい……。憎しみが溢れて息苦しい!!もう…仮面なんて。どうせ、君たちはこのデュエルが最後なんだ…。終わったらボクに記憶を…いや、何もかも奪われちゃうんだからねぇ」
トロンの仮面、その瞳や仮面の縁からどす黒い煙が立ち上ります。まるでその中に何かを閉じ込めていて、そこから“ソレ”が溢れ出しているかのように。
「見せてあげるよ。特別に。ボクの素顔を……。」
遊馬「な――――!?」
アストラル『………!』
ハートランド「これは――――!」
Dr.フェイカー「……バイロン。」
悲しき復讐劇も佳境、いよいよ本気を出したトロンの最強のナンバーズ、コート・オブ・アームズ。今まで集めたナンバーズで対抗する遊馬だが、全てのモンスター効果を(アニメ版では)奪う後頭部アームズに果たして太刀打ちできるのか。
第66話「戦慄のデュエル!立ち上がれ絆の英雄ゼアル」
それは深淵であり。闇そのもの。裏切られた絶望の果てに迷い込んだ世界。無限に近い時間軸の中でただ一人さ迷った。全ては復讐のため、そのための力を得るために魂を擲(なげう)って彼は姿を変えた。
遊馬「か……顔が……」
トロンの仮面の下。その顔の左半分は、吸い込まれる異次元空間を映していた。OPで映ってたトロンの顔の下の宇宙は、まんまその通りだったわけだ。
トロン「そう。異世界との狭間をさ迷う間にボクはこんな姿になってしまった。ボクの体に残っているのは、復讐の心だけさ―――。」
アストラル『トロン、その正体は最早この世界の人間ではないという事か』
それは観客にどう映ったのか。まるで悪者と正義のヒーローショーを見ているように、仮面の少年のその姿はARの疑似映像だと思い込んでいる様子。謎の技術で現実に起こっているというよりは、そういう決勝戦の演出、とした方がまだマシですかね。
鉄男「違う、ARなんかじゃねぇ!」
等々力「トドのつまり、あれが本当の姿――!?」
キャッシー「遊馬……逃げて」
小鳥「みんな!しっかりしなさいよ!!わたし達が遊馬を応援しなくて、一体誰がするのよ!遊馬ー!いけー!」
・・・
「遊馬ぁ!アストラルぅ!見てよボクの力を!これがボクが手にした究極のナンバーズさ!!こいつには特殊な効果があるんだ……。コート・オブ・アームズは、カード効果では破壊されず、こいつ以外のフィールドにいる全てのモンスターの効果を無効にして、その効果を自分のものにできる!」
遊馬「他のモンスターの効果を…自分のものに……!?」
いや、君もスキル・ゲイナー使ってたジャナイカ。
トロン「そうさ。どんなモンスターを持っていようとコート・オブ・アームズの前じゃ無力!!見せてあげるよ!友情なんか、希望なんか無いって事を!!」
○「コート・オブ・アームズの効果発動!!」
「“ゴッド・メダリオン・ハンド”!!!」
それぞれホープ、リバイス、テラ・バイトに伸びる触手。禍々しい色の管は、モンスター達を石色に変えて、その効果を奪い取ります。
アストラル『モンスター効果が、奪われた!?』
○「それじゃ―――早速使わせてもらうよ!コート・オブ・アームズの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、奪ったリバイス・ドラゴンの効果、すなわちコート・オブ・アームズの攻撃力を500ポイントアップさせる!!」
《No.69紋章神コート・オブ・アームズ》
ATK2600→3100
○「さらに、ボクは墓地にいる《紋章獣レオ》の効果発動!!自分のモンスターの攻撃力が変化した時、このカードを除外し、その変化した攻撃力分相手モンスターの攻撃力を下げる!!」
《紋章獣レオ》
星4/地属性/獣族/攻 2000/守 1000
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在する攻撃力が変化したモンスター1体を選択し、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、以下の効果を得る。相手フィールド上に存在するモンスター1体を攻撃力は、選択したモンスターの攻撃力の変化した数値分ダウンする。
《No.17 リバイス・ドラゴン》
ATK2500→2000
ただ、ここで本来効果が無効になっているリバイス・ドラゴンの攻撃力は2000なので、実際1500にダウンするんじゃないかと思うのですが……。
遊馬「リバイス・ドラゴンの攻撃力が!?」
トロン「さぁ!やるんだ!リバイス・ドラゴンを葬れ!!」
「喰らえ、“ゴッド・レイジ”!!!」
「ぐあああああああああああああ!!!」
遊馬LP1600→500
受けた衝撃で弾き飛ぶ遊馬。そのまま《スフィアフィールド》の球体内をバランスを崩したまま滑って止まります。
アストラル『だ、大丈夫か……遊馬――――。』
左腕を抑えながらアストラルが遊馬に呼びかけます。残りライフも僅かとなり、アストラルの姿も希薄になりつつあります。
遊馬「あぁ……まだまだ―――!」
トロン「まだ?もういい加減諦めちゃいなよ。使えない|||やVやIVと違ってボクは無敵なんだ。そう、このコート・オブ・アームズは親と子ほどの力の差があるのさ!!」
遊馬「ち、親と子か。確かにそのモンスター、お前そっくりだぜ!」
トロン「何?」
遊馬「今じゃよくわかる。|||だって……IVだって……Vだって……、みんな大したヤツだった!立派だった!必死に自分を支えようとして、最後にはみんなあんたの事を心配してた……。なのに、どうしてあんな良いヤツらが――――。あんたみたいなヤツのために…全部投げ出しちまうのか!」
今までの3人の表情が遊馬の脳裏を過ぎていきます。父を救って欲しい。家族みんなで幸せに暮らしたあの頃に。その言葉ひとつひとつを思い返して、遊馬は目に涙を浮かべます。
遊馬「あんたはそれを親子だから当たり前だと思ってる。けどそうじゃねぇ!みんな信じてたんだ!あんたがいつか元に戻ってくれるって――――!」
アストラル『遊馬……。』
遊馬「どうしてあんたは戻ってきた時、あいつらに優しくしてやんなかったんだよ!!どうして復讐なんてくだらない事をやり始めちまったんだよ!!」
トロン「わかるハズないさ。君みたいな子供には……。」
遊馬「わかるさ!!!」
「父ちゃんがいなくなって、どんなに淋しい思いをするのかオレにはわかる!あいつらはみんな、あんたがいなくて寂しかったんだ!!」
トロン「……―――。」
遊馬「不安で泣きたくて、一生懸命だったんだよ!!」
トロン「黙れ!お前にそんな事を言われる――――――……」
しかし、トロンの感情は言葉の節々に戸惑いとして現れます。遊馬のまっすぐな視線、それは紛れもなく、かつて息子達が自分に向けていた眼差し。ただ、まっすぐに。かけがえの無い時間を。
スリー。フォー。ブイ。家族。想い出。そんなのは………。そんなものは………。この……顔と共に……。
トロンの表情が曇り、左半分の異世界空間が淀みます。
遊馬「オレは諦めねぇぜ!このデュエル、オレはみんなから色んなものを預かってきたんだ!!あんたにそれが伝わるまでは、絶対に諦めねぇ!!」
トロン「……。まぁいい。すぐにコート・オブ・アームズの餌食にしてやる!」
○「ボクはこれでターンエンドだ。」
「……いくぜ、アストラル。」
アストラル『遊馬?』
遊馬「ゼアルだ。ヤツに勝つにはゼアルの力しかねぇ!」
アストラル『……。遊馬、この《スフィアフィールド》は異世界に似せて作り上げられた疑似空間。皇の鍵の中と同じここでなら……ゼアルになれる。ただし、このデュエルは大勢が見ている。』
遊馬「んな事どうだって良い!みんなの想いをあいつに渡せるなら……いくぜ、アストラル!」
アストラル『行こう遊馬、私と共に!!』
魂ふたつ。
「オレと!!」
心をひとつに。
『ワタシで!!』
「『オーバーレイ!!!』」
トロン「な―――!?」
衆人環視の中、突如赤い光に包まれる少年。さらに、うっすらと青い光に包まれた(全裸の)少年もどこからか現れ、二人が空中で合体()。
「うおおおおおおおおおおお!!!」
『はあああああああああああ!!!』
「『遠き二つの魂が交わる時、語り継がれし力が目覚める!!』」
「『エクシーズ・チェンジ!!ゼアル!!』」
2つの少年の肉体がひとつの英雄を生み出す。《スフィアフィールド》の擬似空間もあって、空中で勇ましく構える遊馬。
・・・
Dr.フェイカー「ゼ……ゼアルだと…」
ハートランド「……。」
小鳥「あれが遊馬とアストラルの絆の力よ。」
鉄男「あ、あいつみんな見てるってのに何で…?」
等々力「トドのつまり…どうなんでしょう?」
キャッシー「キャ……キャット、みんなARって思うんじゃない?」
徳之助「今の遊馬、すっごくカッコ良いウラ!」
事情を知る小鳥達も、大衆の前で変身した二人に若干戸惑います。しかし、そんな事情を露も知らない観客は、一気に正義対悪の構図になった決勝戦応援に熱が入ります。
徳之助「そうウラ!あれは本物のヒーローウラ!あれはゼアルウラ!ハートランドシティを守オレ達のヒーロー、その名はゼアルウラ!!」
観客の熱に当てられて、なぜか徳之助も悪乗り。
「ゼアルウラ?」
「ゼアルウラって云うのか!?」
「気に入ったぜ!!」
徳之助「いや、その“ウラ”は……」
「「「「「「ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!」」」」」」
徳之助の言葉を聞いた観客は、水面に波紋が広がるように、一気にゼアルウラコール。なんのこっちゃ。
徳之助「な……なんか、取り返しの付かない誤解をさせてしまったかも〜〜。ウラ」
「「「「「「ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!」」」」」」
鉄男「まぁ、これも有りか」
小鳥「凄い……。こんなにたくさんの人が、遊馬とアストラルを応援してる…!」
「「「「「「ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!ゼアルウラ!!!」」」」」」
トロン「まさか、合体なんて裏技を隠してたなんてね。」
ゼアルウラ「ゼアルウラって……。」
(『小さい事は気にするな。デュエルに集中だ』)
遊馬「お、おう。わかってる!」
「オレのターン、ドロー!!」
(『遊馬、カオス・エクシーズ・チェンジだ!!』)
●「おう!オレは希望皇ホープをエクシーズ素材として、カオス・エクシーズ・チェンジ!!」
「現れろ!!《CNo.39 希望皇ホープレイ》!!!!」
《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ランク4/光属性/戦士族/ATK2500/DEF2000/
自分のライフが1000以上の場合、このカードはエクシーズ召喚できない。自分フィールド上に存在する「No.39」と名の付くモンスター1体をこのカードのエクシーズ素材として特殊召喚することができる。 このとき「No.39」と名の付くモンスターのエクシーズ素材をこのカードのエクシーズ素材とする事ができる。このカードは「No.」と名の付くモンスターとの戦闘でしか破壊されない。 このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する。このカードの攻撃力を500ポイントアップし、相手モンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。
(※アニメ効果)
トロン「希望皇ホープレイのお出ましか。だけど無駄だよ」
○「コート・オブ・アームズの効果発動!!」
「“ゴッド・メダリオン・ハンド”!!」
トロン「ホープレイ。お前のモンスター効果を貰う!」
遊馬「させるかよ!魔法発動《セブンストア》!!」
アストラル『《セブンストア》は自分のモンスターエクシーズ1体をリリースする事で、カードを1枚ドローできる!!』
《セブンストア》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターエクシーズ1体をリリースして、自分のデッキからカードを1枚ドローする。さらに、この効果でリリースしたモンスターエクシーズのエクシーズ素材の数だけ、自分のデッキからカードをドローする。
既にチェーンが組まれているハズですが、深く考えないでおきましょう。
遊馬「さらに、そのリリースしたモンスターにオーバーレイユニットがある限り、その数分、カードをドローできる!!テラ・バイトにあったオーバーレイユニットは2つ、オレがドローできるのは、合わせて3枚!!」
『最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローさえも、デュエリストが創造する!!』
遊馬「いくぜ!アストラル!!」
ただ一点に込めたドローへの奇跡。それは、存在しないハズのカードをこの世に呼び寄せる力。
「全ての光よ、力よ、我が右腕に宿り、希望の道筋をてらせ!!」
「“シャイニング・ドロー”!!!」
遊馬「出たぜ、ZW(ゼアルウェポン)!」
アストラル『コート・オブ・アームズは、相手のモンスター効果を無効にして吸収する。だが、装備するモンスターの効果までは無効にできない。』
トロン「なるほどね、そうくるんだ。」
●「《ZW−雷神猛虎剣(ゼアル・ウェポン−ライトニング・ブレード)》を装備!!」
アストラル『この「ZW」は、フィールドに召喚せず直接ホープレイに装備し、攻撃力を1200ポイントアップする!!さらに、このカードが装備されている時、自分の魔法・罠カードは破壊されない!!』
《ZW−雷神猛虎剣(ゼアル・ウェポン−ライトニング・ブレード)》
星5/光属性/戦士族/攻 1200/守 2000
自分フィールド上または手札に存在するこのカードは攻撃力1200ポイントアップの装備カードとなり、自分フィールド上に存在する「CNo.39 希望皇ホープレイ」に装備する事ができる。この効果で装備カード扱いになっている場合、このカードは魔法&罠カードゾーンのカードを破壊する効果の対象にならない。装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを手札に戻す事ができる。
《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ATK2500→3700
遊馬「いけ!ホープレイ!!」
アストラル『コート・オブ・アームズがナンバーズから奪った力に、これを避ける能力はない!』
「“ホープ・剣・ライトニングブレード”!!!」
○「この攻撃を待ってたよ!!コート・オブ・アームズの効果発動!!こいつは相手が攻撃してきた時、オーバーレイユニットを1つ使い、フィールドにあるカードを1枚破壊する!!」
「ボクは、希望皇ホープレイを選択!!破壊する!」
遊馬「何!?」
トロン「見せてあげるよ、神本来の力を――――」
そう言うなり、破壊効果を発動するコート・オブ・アームズは、そのビジョンが巨大な盾のような姿に。なんとなく時戒神にも見えます。
「いけ!コート・オブ・アームズ!!」
「“ゴッド・シャーター”!!」
●「雷神猛虎剣の効果発動!!装備モンスターが効果で破壊される時、ZWを手札に戻すことで、破壊を無効にできる!!」
《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ATK3700→2500
「ふ。また小細工を。でもまだバトルは続行中だからね。どの道ホープレイは終わりだ!やってしまえ、コート・オブ・アームズ!!ホープレイを握りつぶしてしまえ!!」
●「オレは墓地から《タスケルトン》の効果発動!!」
「墓地から!?」
アストラル『フィールドにいるモンスターが破壊されるとき、墓地にいる《タスケルトン》を除外してその破壊を無効にし、ダメージを0にする!!』
《タスケルトン》
星2/闇属性/アンデット族/攻 700/守 600
自分フィールド上のモンスター1体が戦闘を行う場合、自分の墓地のこのカードをゲームから除外する事で、そのモンスターは戦闘では破壊されず、その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
無駄にお茶目な演出をしつつも、《タスケルトン》の効果によって生き残ったホープ。
遊馬「助かったぜ!《タスケルトン》。」
トロン「ふざけた真似を。そんなモンスターを墓地に仕込んでいたとはね。」
●「ホープレイ、ライトニング・ブレードを再び装備!!」
《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ATK2500→3700
●「オレはカードを1伏せてターンエンド。」
トロン「しぶといねぇ。さすが一馬の息子だ。つまらないとこだけそっくりだ。」
遊馬「オレは絶対に諦めねぇ!トロン、このデュエルであんたに必ずみんなの想いを伝えてみせる!!!」
激突する超空間の力と力。カードを創造するシャイニングドローの力をもってしても、トロンとの戦いは互角のまま。果たして遊馬とアストラルの運命は――――。
次回「勝利を信じて!ファイナル・シャイニング・ドロー!」