TF日誌19
彼女は悩んでいた。
思い出の残るここを。
自分を変えてくれたこの場所を。
離れる事を。
「未来へ向かって!旅立ちのタッグデュエル」
想いを打ち明けるためにポッポタイムに誘われる。
なかなか彼女は自分の気持ちを語ってはくれない。
自分じゃまだ彼女を支えるには未熟だということだろうか。
しかし、思い悩む彼女の心を見透かしたかのような言葉が・・・
蟹さんの口から出ました(あれ)。
黒薔薇の魔女として多くの人を傷つけてきた、そんな自分を救ってくれた遊星との絆はハンパじゃない。もう一度、絆ハンパない。
なんでおれここにいるんだろう。
蟹ハウスから今すぐ立ち去ろうとか思ったが、クロウも登場してみんなで絆を確かめ合うタッグデュエルをすることに。なんて無意味な戦いだ・・・。フラグを完全にへし折られた気分だぜ。
クロウ「《BF−アーマード・ウィング》は戦闘では破壊さr・・・」
俺「”ブラック・ローズ・ガイル”!!!」
傷つけてきた、傷つけてしまった多くの人の分まで、今度は自分の手で救済する。
誰にいわれるでもなく、自分自身の意思で。
チームとしてやってきた時間は本当に楽しかったけれど、
ここからはまた、一人で。
眩い、明るい光の中へ。
でも。
最後に。
別れるときぐらいは・・・。
この暗闇と温もりを。
十六夜アキ。終。