第147話「未来へ懸けた希望!」
街の崩壊もいよいよとなって来た虚無の城での頂上決戦。
盟友の真実を知るためにその心に問いかけるアポリアだが、“時械神”の破格の効果に“機皇帝”は成すすべも無く手札に戻される。
それでも死闘の末知った。残された希望に全身全霊を懸けて戦う掛け替えの無い気持ちを。絶望を乗り越えるたったひとつの真実を。
既に大地の巨人と人知の亜人は破れ、残った最後の天空の鳥の卵をここに産み落とす(何言ってんだろ・・・。)
●〔《スカイ・コア》を召喚!〕
《スカイ・コア》
☆1/風属性/機械族/ATK 0/DEF 0
このカードがカードの効果によって破壊された時、自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。その後、自分のデッキ・手札・墓地から「機皇帝スキエル∞」「スキエルT」「スキエルA」「スキエルG」「スキエルC」をそれぞれ1体特殊召喚する。
●〔罠発動!《ダブル・トリビュート》!〕
《ダブル・トリビュート》
通常罠
自分フィールド上のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時発動する事ができる。そのモンスターと、相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
〔自分フィールドにモンスターを召喚した時、そのモンスターと相手フィールドのモンスター1体を破壊する!〕
『《時械神メタイオン》は破壊サレません。狙いは《スカイ・コア》を破壊スル事ですね。』
●〔《スカイ・コア》が効果で破壊された時、デッキ・手札・墓地からレベル1の《機皇帝スキエル∞》《スキエルT》《スキエルA》《スキエルG》《スキエルC》を特殊召喚する!〕
《スキエルT》
☆1/風属性/機械族/ATK 600 /DEF 0
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。
《スキエルA》
☆1/風属性/機械族/ATK1000/DEF 0
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。
《スキエルG》
☆1/風属性/機械族/ATK 200 /DEF 300
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。1ターンに1度、自分フィールド上に存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、その攻撃を無効にすることができる。
《スキエルC》
☆1/風属性/機械族/ATK 400 /DEF 0
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。
〔合体しろ!“機皇帝スキエル”!!〕
●〔《機皇帝スキエル∞》の攻撃力・守備力は各パーツの合計分アップする。〕
《機皇帝スキエル∞》
ATK0→2200
「“機皇帝スキエル”・・・。」
「これで3ターン連続で、機皇帝の召喚に成功したわ・・・。」
「あの機皇帝をここまで自在に操ると流石だ―――」
「だが、《時械神メタイオン》は破壊されないカード。一体どうやって倒すつもりだ―――?」
『マダ解らないのですか?機皇帝など召喚シテモ、ゼツボウが深まるだけだと云う事が。』
〔ワタシは絶望などしない!チーム5D'sがワタシに与えてくれた希望がある限り!〕
●〔罠発動!《ハイレート・ドロー》!!〕
《ハイレート・ドロー》
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊して墓地に送る。破壊したモンスター2体につき1枚カードをドローする。
〔自分フィールドに存在するモンスターを全て破壊し、破壊したモンスター2体につき、1枚カードをドローする!〕
「何!?」
「あぁ!せっかく召喚したのに自分で破壊した!」
『――――――。』
〔“機皇帝スキエル”は5枚のカードから成るモンスター。よってワタシはカードを2枚ドローする!〕
〔(―――勝負はこのドローにかかっている・・・。あのカードがくれば―――希望は繋がる―――!ゾーンに希望を思い出させる事ができる。)〕
〔ドロー!〕
〔(キタ。希望へ繋がるカードが―――!)〕
●〔ワタシは手札から魔法発動!《未来破壊》!!〕
《未来破壊》
通常魔法
自分の手札の枚数分だけ自分のデッキからカードを墓地に送る。
〔自分の手札の枚数分だけデッキからカードを墓地に送る。〕
「何!?手札の枚数分だけ墓地に送るだと!?」
「今アポリアの手札には何枚のカードがあるの?」
「12枚だ。そして、デッキにあるカードも12枚―――」
「たった12枚!?じゃあデッキをカラに・・・。」
「あいつ何考えてやがんだ?」
〔ワタシは―――ワタシのデッキを破壊する!!〕
「何・・・だと!?」
これが脅威のデッキレスコンボの始まりだった(違)