第145話「光よりも速く!!」
「今まさに、光をも飲み込んでしまうと云われる《ブラック・ホール》が誕生しようとしている。」
「――――――!!」
「ヤツは全てを飲み込み、全てを消し去る。そこにあるのは全ての終わりだ。そして、君たちの世界ももうすぐ終わろうとしている!」
○「《TG ハルバード・キャノン MAXXX−∞》で《シューティング・スター・ドラゴン》を攻撃!!」
《TG ハルバード・キャノン MAXXX−∞》
☆12/地属性/機械族・シンクロ/ATK4000/DEF4000
シンクロモンスターのチューナー1体+チューナー以外のシンクロモンスター2体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、1ターンに1度だけモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する事ができる。この効果はこのカードのシンクロ召喚の素材としたモンスターの数だけ行う事ができる。このカードがフィールド上を離れた時、エクストラデッキの「TG ブレード・ガンナー MAXX−10000」1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。相手フィールド上に存在するモンスターが、カード効果によってフィールドを離れる場合その効果を無効にしてそのモンスターの攻撃力を800ポイントダウンさせる事ができる。
●「《シューティング・スター・ドラゴン》の効果発動!相手ターンに一度、除外する事ができる!」
「―――それはどうかな?」
「―――何!?」
空間が引き裂かれ、飛び出した流星は引きずり出される。
《シューティング・スター・ドラゴン》
ATK3300→2500
「どういう事だ!?」
「“ハルバード・キャノン”は相手フィールドのモンスターが効果によりフィールドを離れる時、その効果を無効にして攻撃力を800ポイントダウンさせる。“シューティング・スター”といえど、デルタ・アクセル・シンクロモンスター“ハルバード・キャノン”から逃げる事はできない!」
「――――っ」
「もはや逃げ道はない、消えろ―――《シューティング・スター・ドラゴン》!」
●「永続罠《エンデューロ・ソウル》を発動!」
《エンデューロ・ソウル》
永続罠
自分フィールド上に存在する攻撃表示モンスターの戦闘での破壊を無効にする事ができる。この効果を使用した場合、この効果で戦闘での破壊を無効にしたモンスターの攻撃力は800ポイントダウンする。
「攻撃表示モンスターの戦闘での破壊を無効にする!」
「それで防いだつもりか―、ダメージは受けてもらうぞ遊星。」
《TG ハルバード・キャノン MAXXX−∞》
ATK4000
△
↓
△
ATK2500
《シューティング・スター・ドラゴン》
遊星LP1600→100
「この効果を使ったモンスターの攻撃力は、800ポイントダウンする。」
《シューティング・スター・ドラゴン》
ATK2500→1700
「遊星、君のライフは僅か100。これが限界を超えた力の差というものだ!ターンエンド!」
渦を巻く小宇宙での死闘。切り札同士の激しいぶつかり合い。しかし、頼みの《シューティング・スター・ドラゴン》では《TG ハルバード・キャノン MAXXX−∞》の攻撃を止める事すらできず、徐々に攻撃力を下げるだけ。
《ブラック・ホール》の迫る中、勝者しか抜け出せない漆黒の空間で未来を懸けたレースは続く―――。