第123話「ルーンの瞳のデュエリスト」
「なんだと?何のためにだ?」
「世界を守るためです(キリッ」
「まるで意味がわからん。」
「いよいよ次の対戦相手はチームラグナロクね」
歴史の改ざん。破滅のモーメント。
太陽との激闘を終えたチーム5D's。だが、休んではいられない。
「神の力を持つデュエリストたちか・・・。」
立ちはだかる強敵。決勝へと駒を進めるためには避けては通れない道。
「ドラガンにブレイブ、そしてリーダーのハラルド。」
「えぇ、世界ナンバーワンの実力だって言われてる」
「強敵よね、」
神の力を操る謎の3人組。チームラグナロク。
「だが、イリヤステルの野望を砕くためにはチームラグナロクを倒して、決勝に進むしかない。」
かつて三幻神と言われたドジリス、おべべ、あー、と同等のステータスを持つトール、ロキ、そしてオーディン。
古代エジプトの神々と古代ギリシャの神々。もっとも、オーディンはロキとトールの父親で、トールはロキの兄という素晴らしい親子なんだよな。これは初代の神のカードよりもつながりが強そうだ。
「おれたちは負けるわけにはいかねぇんだ。」
「今度こそ、おれのレッド・デーモンズで星界の三極神など蹴散らしてくれる!」
今回は遊星もやる気満々。さすがに何かを感じてか、太郎たちのように何もしないワケにはいかないようだ。
場所は変わって街の中心。
モーメントのエネルギーに反応するイリヤステルのサーキット。
そして、それに呼応して現れる謎の巨大な城。
ダニエル(まだ言うか)パパは言った。あれは破滅を導く最後のモーメントだと。
世界の破滅。それを防ぐのは、赤鬼柳の力を受け継ぐ5人のシグナー。
だがここに、瞳を輝かせ、城を見つめる3人の影。
「あれが、ハラルドが言っていた・・・」
「世界に危機がせまっている・・・」
赤鬼柳の力を授かるシグナーにしか見えないハズの城を見つめるチームラグナロク。
そして何気なく蟹ハウスを飛び出した遊星たちも、城が再び目に止まり、その先でついにラグナロクと出会う。
「どうやらアレが見えるのは・・・我々だけではないようだな。」
輝く3人の左目。浮かび上がるルーンの文字と、そして遊星たちの赤鬼柳の痣。
「なんだあの眼は・・・。」
「伝わってくるぜ、あの眼とおれたちの痣が共鳴している。」
眼と痣が共鳴してるとかもうワケわかんないけど。
「赤き竜の痣を持つ者たちか・・・あんたらの証も大したモンのようだが―――」
「我らの力には及ばん。」
「この瞳はルーンの瞳。」
「ルーンの瞳?」
ギアスごっこに言い訳しながらリーダーハラルドが言う。
「君たちもあの波動の影響を受けないようだな。」
「波動だと?」
「時空を改ざんする波動だ」
プラシドさんがやらかしたシグナーと視聴者にしか見えなかったあの謎の波動。歴史の改ざんにより突如チームニューワールドとして現れたイリヤステルの二皇帝(としたっぱ)。
「この世界に重大な危機が訪れようとしている。」
ついでに十代な危機も訪れている(GX的な意味で)。
「そしてあの物体こそがその予兆、フィンブルの冬をもたらす物。」
「フィンブルの冬?」
「君たちは、アレが何かを知っているのか?」
「いや、確かな事はわからない。だが、あの物体は時空を狂わす波動の後に現れたチーム、チームニューワールドと大きな関係があると思っている。」
「チームニューワールド!?」
チームニューワールド。それは世界レベルのライディングデュエルチームであり、今回の大会の最有力候補。イケメン2人とダンディなおじいちゃんの3人が操る、合体ロボットは見る者を圧倒させ、爆発的な人気を集める―――(←波動で改ざんされています。)
「奴らこそが、この世界に訪れようとしている破滅の黒幕―――。奴らを倒す事が、我らルーンの瞳を持つ者に与えられた使命。」
続きはいつもの通りこちらで↓
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