【FGO】第五の聖杯 イ・プルーリバス・ウナム【第十四節 ランニングマン】
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1783年。アメリカ。
独立戦争の終戦年。
当時、イギリス本国とアメリカ植民地との長い戦争が続いた。
この戦争を経て、元々数多の植民地でしかなかったこの国は、アメリカとして独立することに成功する。
魔術的な神秘は西洋に比べて少ないが、現実世界の基盤としてアメリカ無くしては人類史は成立しない。
また、先住民族による呪術、霊術は独自に発展しており、今なおその文化を残す地域も存在する。
歴史的大国アメリカ。
これは、時代の変革における、異質な戦い。
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・前回まで
メイヴの暗殺計画は失敗に終わるも、ロビンフットの帰還道中にクー・フーリンの師匠であるスカサハと合流する。
メイヴ暗殺が失敗した今、エジソン率いるアメリカ側を説得してこの戦争を終結させるしか無い。
一行は再度エジソンの本拠地へと向かった。
生前、王国軍との戦闘に長けていたロビンフットが助言する。
この先はアメリカ領土。兵の警備が厳しい地区である。
とりあえずその場にいたアメリカ兵を何人かしばく。
ロビンフットがそう言うと、がちょん。と機械音を立てて、機械化兵は道をすんなり空けた。
冷めた声色でロマンが尋ねる。
ロビンフットは生前、森の英雄と呼ばれていた自分の過去を振り返る。
ずきゅん。
前へ一歩踏み出そうとしたロビンの前を弾丸が通過する。半歩体が前へ出ていたら確実に風穴が空いていただろう。
そうは言いつつ目の前に現れたのは二角獣の怪物。聖なる幻獣とされる一角獣ユニコーンとは逆で、不純な存在としてバイコーンは位置している。獰猛な幻獣として有名である。
というわけで、無事に角をもぎりました。2本あるんだから2つくれてもいいのよ。