【FGO】星間都市山脈 オリュンポス -神を撃ち落とす日- 第7節「汝、星を鋤く豊穣(Ⅳ)」
な、、、、オリュンポス兵をデメテルが攻撃してる・・・・?!
ざくり。
体を突き抜ける槍の音。
兵士は、後ろに立っていた英雄の姿に気づかなかった。
カ、、、!?!?!??!?!?
神霊カイニス!?!??!?!?!??!
え・・・・・・助けてくれた・・・・・・の・・・・・・・!?
?????????????????????
あ・・・・(美人>地雷
(なんという距離の詰め方・・・・この殺意の高い神霊カイニスと一瞬で距離を詰めた.....!恐るべき武蔵ちゃん...)
所長!
良かった!通信が繋がった!!
ダ・ヴィンチちゃんが・・・・・。
ありがとうと伝えてください。
ええ、まあ、、、
確かに!あれだけ強いカイニスが仲間になるなら!
あと一歩だ!
このまま神核もたたく!!!
これは、、、マシュの・・・・!
七大平気・・・・、どこかで聞いた覚えが・・・・
(ムカ)
やろう、マシュ!
今までの勘が告げている。恐らく、お互いの攻撃はほぼ同時。
一瞬でも早く相手に当てた方が、この場を生き残ると。
吹きすさぶ暴風と起動音の中でも、彼女の声ははっきり聞こえた。
全身から血の気が引く。
体の中の神経が全て抜かれたような喪失感。
自分のありったけの魔力が黒い砲塔に注がれていく。
マシュが引き金を引く。
オレは何も言わず黙ってそれを見届けた。
発射した瞬間。世界の全てが停止したかのように思えた。
凍りついた時間の中で、黒い虚数の弾光が、白い巨躯を貫いた。
マシュが何か言っている。
足の感覚が無い。
手の感覚が無い。
やっと動いた口から出た音は、自分でも掠れて聞こえなかった。
デメテルに打ち込んだ反動。
この虚無感は、彼女に与えた寿命の分だけ、この身体に返ってくる。