【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

亜種特異lll [ 屍山血河舞台 下総国 ] 英霊剣豪七番勝負 【第三節 第一歌 プルガトリオ(急)1-1】

寛永十六年 亜種平行世界 下総国

カルデアのマスターの意識は、突如として亜種平行世界へと奪われた。
暗闇と魔性が忍び寄る中世の日本に、殺戮の輩に貶められた七騎の「英霊剣豪」が刃向く――
かつての夢で出会った「宮本武蔵」とともに、赤き月の悪夢を斬り祓え。

悪鬼羅刹の七騎が嘲笑う
──見よ、血染めの月が太陽を食い尽くす








胤舜はあの後、、









うまく離脱してくれていればいいけど・・・・。













ありがとう武蔵ちゃん。呼吸、落ち着いたから行こう。





気づかなかった。武蔵ちゃんは竹林の向こうにいる何かに声をかけた。




姿を見せたのは胤舜だった。




良かった、無事だった!








―――――――胤舜の様子がおかしい。いや、この気配はさっき・・・感じた。




笑った。辺りが真っ赤に染まる。












変性した・・・・・!?これは、知っている。


第一特異点オルレアン。バーサーカーと化して暴走したサーヴァント達、あの時に似ている。






胤舜・・・・・・。








武蔵が声を上げた。その剣先は躊躇わず、胤舜の首元を狙った。











胤舜、あなたが助けようとした子達だぞ!







胤舜の槍がこちらに迫る。

その槍を武蔵は刹那で受けた。


既にその表情に迷いは無い。覚悟は決まっていた。





無空に至る奥義。しかし、それを真正面に受けて、胤舜は未だ笑っていた。







すぱぁん。


その動きを読んでいたのか、武蔵は一際鋭い一撃を胤舜に向け、、、、



おぬいちゃんの目を両手を隠した。これは――――――――あまりにも。
















言葉が出なかった。


首を失った胤舜の体は勝手に動き、自分の首を掴んで、、、






元の位置に乗せた。まるで、死なないゾンビのそれだ。






武蔵にとって渾身の一刀。それを、胤舜は、自らの不死性を確認するためにわざと受けたのだ。


武蔵の言葉に怒りが篭もる。それは彼女触れてはならない誇りを傷つけたのだ。









逃げるが勝ち!


180度反転して駆け出す。


胤舜は首を乗せて笑っていたが、まだ完全に再生しているわけではなさそうだ。


ならば、逃げるなら今しかない。








怒号が竹林に響く。できる限り速く、速く、走った。























こんな時に―――――。




行く手を遮るように怪異が立ちはだかる。






























急ごう!追いつかれる前に辿り着かないと!




ごめん。足を引っ張って。


そう言っておぬいちゃんを武蔵に預ける。








適度に休みつつ、それでも確実に胤舜はこちらに向かっている。


今は休める場所を求めて、一行は里に向かった。