【FGO感想 】人智統合真国 シン 第14節「咸陽攻防戦」【シナリオキャプチャ】
よし、さっさと突破して都市部に入ろう!
都市の中は確かに賑わっていた。
見た目はアガルタで訪れた不夜城に似ているが・・・。
怒りに訴えるダ・ヴィンチちゃん。
そうだ、まるで芸術という名の労働だ・・・。
いや、ここは住民が避難するのを待とう。
オレたちも戦争をしにきた訳じゃないんだから。
彼女の顔が少しだけ曇った。
ホームズの言葉は彼女に届いたのだろうか。
なんだって!
すごく、悲しい・・・。
彼女は涙を浮かべていた。
恐らく彼女は「わかっている」。
自分の境遇を。この世界の在り方を。矛盾を。
でも、彼女は選べなかった。いや、選ぶものが無かった。
平和の名の元に、一度全てを失った女武将。
秦良玉。
明らかに彼女の槍さばきは鈍っていた。
迷いはないが、躊躇いがある。
決意はあるが、悔いもある。
それは、この人類史、間違っているからだ!
わかってる!
どちらの歴史にも流した血があり、それを無かったことにはできない犠牲があった。
だから戦う、かつて失った仲間、家族、友の為に。
見ず知らずの罪なき人々のために。
だからこれは譲り合いになど決してなれない。
この戦いはどちらも尊く、そしてどちらも間違っているからだ。
・・・・・・。
その言葉を最後に、彼女は瞳を閉じて地に伏した。
一人の武将として最後を遂げた。
でも・・・。
足が重い。
この先に始皇帝がいる・・・。
気配遮断を解除した荊軻がそこに黙って立っていた。