【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

とある廃墟

 

 

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理想は無い。あるのは妥協だけだ。

思想は無い。ただ言われた仕事をこなすだけだ。

救済は無い。善も悪もどうでもいい。

 

  体は剣で出来ていた。

  今はただの機械だ。引き金を弾く銃と変わらない。

  体は錆付き、思考はただ効率的に対象を破壊することにのみ動く。

  それゆえ、昨日の記憶も定かではない。明日の我が身も知る術もない。

 


遊びは無い。同情もない。

殺戮を執行し、ただ処理するだけ。

 

 

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かつてダレカが言った。

「正義の味方は期間限定なんだ」と。

ならば、この身は一体いつからいつまで、正義を成したというのだろうか。

ならば、この手で今撃ち抜いた弾丸は何のために放たれたのか。

 


かつてダレカに言った。

「私をどうかよろしく」と。

その女性は涙を堪えて頷いてくれた。

 

 

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英雄だったこの体は、秩序の元に悪を成す。


 こどもがいた。父親は殺戮ウイルスを作った科学者だった。

 停止させるため、●●●を殺した。その隙に父親も殺した。


 40人ほどの小さな集落があった。既に全員ウイルスに感染していた。

 抗体薬は無い。だから●●殺した。


 ウイルスの生成プログラムがとある病院に流出した。

 だから病院を●●し、●●殺した。

 


世界のバランスを保つために、無益な人々を殺し尽くした。

 

もはや自分の意志などどこにもない。世界に都合の良い壊れた掃除屋。

 

 

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それでも、守れる命があるのならと。


それでも、救える笑顔があるのならと。


この身は、錆びた剣を弾丸に変えて、今日一日の記憶を辿る。

 

 

 

 

 

 

 一人も、例外なく、生かしてはおけない

 二度と、同じケースを起こさせない

 あらゆる悪の痕跡を消す

 後に続く悲劇の可能性を潰す

 オレはそうやって生まれたものだ

 その為に、その為に――― 

 

 

 

 

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