【FGOシナリオ】神秘の国のONILAND!! ~鬼の王とカムイの黄金~ 第十一話『大勝利! オニランドの最後!』
いま、新たに紡がれるハロウィンの方程式
ハロウィンなのでレイシフトすると、そこは一面の雪景色だった。
舞い散る粉雪、美味しい食材、胸躍る演奏、そしてたくさんの笑顔たち!
期間限定イベント「神秘の国のONILAND!! ~鬼の王とカムイの黄金~」開催!
ここは夢と希望あふれる永遠の楽園、鬼とカボチャがおりなす遊園地……
「神秘の国のONILAND!! ~鬼の王とカムイの黄金~」開園です!
ワタシ知ってるよ。
あなたがとても強いこと。
ワタシ知ってるよ。
あなたがとっても優しいこと。
ワタシ知ってるよ。
あなたが最後までワタシを守ってくれたこと。
もう、二度と会えないと思ってたけど。
こんなことってあるんだね。
だから、改めて言わせてほしいな。
ありがとうって。
ワタシの、とぉっても強い―――――――――ヘラクレス。
カムイってことはシトナイと同郷の神かな?
あー!出た!終盤で美味しいところを全部持っていくやつー!
イリヤスフィール?そういえば、カルデアにいるイリヤによく似ている・・・(言われて気づいた)。
ていうか、今まで何してたのさ?
それは違うよ。シトナイがいなかったら、きっと、エリザはずっとあのままだったはずだ。
あぁ!鬼違いの人!
みんな・・・・!
あぁ!奇しくも御本人登場みたいになってしまった!
確かに、ドラゴンに対してこれ以上の好カードは無い。これなら・・・。
(あれは・・・)
そう、例え自分の生まれた土地でなくとも。
例え自分の生きた時代でなくとも。
例え、理性を失っていたとしても。
それは、彼にとって「彼女(イリヤ)」を守らない理由にはならないのだ。
巨人は立ちはだかる。
この特異点には、彼の霊基は存在しなかった。
黄金に導かれたわけでもない。
ただ、彼女がここにいる。
ただ、彼女が求めている。
遠い冬の城でも、真っ白な雪原でも。
彼は、彼女のピンチを救ってきた英雄。
シトナイはわかっている。例え、自身が複数の神性が混ざったサーヴァントになっても。
イリヤスフィールは知っている。例え、そこが見知らぬ土地、見知らぬ時代だったとしても。
イリヤは信じている。
わたしのバーサーカーは、最強なんだって。
全てが一瞬だった。
膨大な魔力と破壊音。
そして、巨人の咆哮が洞窟に響いた。
ヘラクレスが強いのは、知っていたが、彼女を前にして彼は全力の全力で眼の前の障害を吹き飛ばした。
あれ・・・?
(英雄王・・・?)
そうか、これでシトナイともお別れだね。
・・・。
答えは最後まで聞けなかったが、でも、シトナイが何を言いたかったのかはみんなわかっていた。
さぁ、帰ろう!
?
あれ?ハク・・・なの?そこにいるのは
こうして、鬼のプリキュアが仲間になりました(最後に言っちゃう奴)