【復刻記事】「デッドヒート・サマーレース! 〜夢と希望のイシュタルカップ2017〜」【ラストスパート 栄光への架け橋】
久々の休日をマシュとともに満喫していたマスターのもとへ女神イシュタルが薔薇色の笑みを浮かべながら訪れた。
新たな特異点を発見したというイシュタルは、その特異点を放っておくと世界に悪影響が出ることを二人に告げる。
正式なミッションとしての作戦を要請しようとするマシュを制し イシュタルは特異点を崩壊させるための「ある儀式」について語りだす。
特異点を正すのは、誰もが熱狂する夏の祭り―――
そう、レースクイーンたちによる大陸横断レースしかないと……!
レースもいよいよ最終局面。会場の盛り上がりもピークを迎えつつあった。
ゴクリ・・・
第4レースまでの成績で、このラストスパートのスタートハンデは決定する。
各車順位順に並び、イシュタルの合図で一直線のコースを同時にスタートした。
まずトップに出たのは、ネロ&アルトリア。
続いて、後続を走るのは、エレナ、教授、バベッジチーム。
同じく、並走して走るのは、三蔵&頼光チーム。
(意訳)
そして、張り付くようにぴったり走るエレナ&直流交流。
アクセラレーション!!!!
そして、、、後を追うノッブ&エックス。
進めクリアマインド!
変なところで真面目さが滲み出ている・・・。
全車、ほとんど差はなく並走するように6台が直線コースを突き進む。
全車両が橋に乗り上げた、その瞬間。
どこからともなく声がした。
ズバァン!!!
視界が一変。斬撃音と共に橋が崩壊。一同全員谷底へマシンごと投げ出された。
余りにも突然の死亡フラグに、語り部のキャスターは落下しながら気絶していた。
あれだけ熱気に満ちていた会場がしん、と静まり返る。誰もが予想だにしなかった事態に、声を出せずにいた。
橋がまるごと落ちた!!
すぐに助けに行こう!
全員が予想外の事態に困惑している仲、イシュタルは難しい顔をしていた。
突然のアクシデント。
忍び寄る謎の影。
レースの行方は!?
次回、監獄編に続く。(監獄編!?)