【FGO】空の境界/the Garden of Order -Revival-【504号室 変質混沌 - ■■■■■・■■■■】
特異点Fが確認されている島国に現れた小さな揺らぎ。
そこではサーヴァントを招き入れ、帰さないという奇妙な現象が発生していた。
レイシフトした先で出会った「直死の魔眼」を持つ少女。
少女の力を借りて調査に乗り出したマスターたちは果たして真相にたどり着く事ができるのだろうか…?
いや、今まで全部勘だけで乗り切ってきたのはすげぇけどね。
あ、そうなの。
うん、そうだね。ありがとうメフィスト。
確かに、こんなに暗い場所でも明るく振る舞ってくれたのは助かった。
(なんだかなー)
扉を開けた瞬間わかった。
ここは違う。
他とは違う。
まさに異界だった。
ほらみろ、やっぱり居た!
さぁ、法廷を開く時間だ。
ていうか、堂々と言われても・・・。
改心するまで全部殴り続けるしかないね。
うわ!でかい!
いや。
そんなの考えるまでもない。
ここまで見てきた景色がそうだった。
だって、みんな苦しそうだ。
そう、別に誰かに言われてやってるんじゃない。
おまえと同じ、自分の趣味だよ。
幹也?友達?それとも彼s
(ヤバイ人を殺す目をしている)
自分の事をお節介だという彼女こそ、お節介だと思った。
それこそ、この世界に迷い込んだからと言っても、こんな命懸けのやりとりをする必要はなかったはずだ。
たまたまそこに俺とマシュが居て、たまたまそこに式が居た。
この矛盾螺旋のマンションで、ここまで付き合ってくれた。
ゾンビを切り、自動人形を切り、死霊を切り、巨大な悪霊を切る。
着物に赤いジャンパー。不思議な出で立ちにモノの寿命を視る魔眼を持った少女。
飲み物はミネラルウォーターオンリー、黒猫のフィギュアを渡すと少しだけ笑って、ハーゲンダッ◯のストロベリーは好き。
それが、彼女、お節介な両儀式だ。
ズバ!と軽快な音を立てて、式はメフィストを霊気ごと両断した。
よし、おつかれー。
あぁ、やっぱりそうか。
まぁ、また会えるんじゃない?たぶん。
最後までやかましかったな、あいつ。
え?
な、なるほど・・・。
よし、ようこそ、カルデアへ。
そう言って式はここに来て初めてナイフを納めた。
それが、信頼の証だと気づいた。
かくして、騒動は一旦収まった。
これ以降、カルデアからサーヴァントが消える事件はなくなった。
だが、そもそもカルデアに戻っていないサーヴァントがまだいることが後に発覚し、一行はすぐにまたこのマンションを訪れることになる。