【FGO】空の境界/the Garden of Order -Revival-【104号室 変質狂気 - ヘンリー・ジキル】
特異点Fが確認されている島国に現れた小さな揺らぎ。
そこではサーヴァントを招き入れ、帰さないという奇妙な現象が発生していた。
レイシフトした先で出会った「直死の魔眼」を持つ少女。
少女の力を借りて調査に乗り出したマスターたちは果たして真相にたどり着く事ができるのだろうか…?
いや、普通のマンションは部屋が増えたり減ったりしないんですが・・・。
渦巻き・・・螺旋・・・。
あぁ!本当はすごくさり気なく押されてた!
いやいやいやいや!
あ、うんそれはなんとなく気になってた。
悪魔にならないと・・・。
あ、「無辜の怪物」。
あ、彼は・・・
うん。目が笑ってないし、シャツが、血まみれだ。
それってつまり、彼はジキルでない?
ぎぃん。
変質したハイドの爪を式はナイフで弾いた。
大先輩?
な、なんかわかんないけど式ががっかりしてハイドを苛つかせてるのはわかる。
それお前の趣味じゃん!
ぞくり。
彼女の目が魔力を帯びた。
狂ったように廊下を飛び回るハイド。
その素早さはバーサーカークラスとして狂化されており、とても目で追いつけない。
が、その動きを式は全て捕らえていた。
ハイドの攻撃、防御、奇襲、強襲、反撃、回避。
その全てを式は、紙一重で躱す。
世界一有名な殺人鬼。
しかし、式はさも退屈そうに、溜息をひとつ吐いたあと、サクっとその血濡れたベストにナイフを突き立てた。
その一刀でハイドは停止した。
ちょ、黙ってて!
・・・。
さっきのメフィストの言葉を思い出す。
彼はジキルではない。それはいつから?もしかして、このオガワハイムに召喚されたジキルは変質して・・・・・・・。
ズバ!
右足から右腕にかけてナイフの一閃。6:4でハイドの身体は分解された。
ふっと落ち着いた様子で、ハイドは消えた。なんか、最後のは見知った表情だったな。
やっぱりっていうか、もう最初からずっとギルティだけどね。
次に会う時は法廷だな。
裁判官というか、うちには裁定者(もどきも含めて)が4人もいるんでな。
マルタ姐さんに鉄拳制裁してもらおう。
なんか、式も楽しそうだね。