【FGO】節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔 九十階の鬼
それは何処かで起きたいつかの話。
日本の片田舎から確認されたという微小特異点―――。
そこには、本来あるはずのない謎の塔が建築されていた。
建築学的にはありえない高さと形状で、目的も意味も不明なまま
そびえたつその塔には、いったいどのような秘密が隠されて
いるのだろうか?
そして、微小特異点の確認とほぼ同じタイミングで
レイシフトしたことが確認されている角の生えた二人組の企みとは?
駆け上がること九十階。
鬼の気配が濃くなる一方で、節分ちゃんの様子もどこかおかしく・・・。
な、なんだこの・・・・・・・な、なんだ!!(困惑)
酒呑・・・・・・童子・・・・・・?
ぽすん。
待って待って待って、いま置いた、その、それ、・・・・・・なに?
あ、人形を持って・・・
むぐむぐむぐ・・・・・・。
なんか、やっぱそういう目的だったのね。
節分ちゃん・・・。やっぱりその角は・・・。
やるしかないのか・・・!
それは、怖いね・・・。
マサチューセッツの金髪ちびっ子。
大江山の金髪ちびっ子。
最後にそう言い残して、茨木童子は仕切り直してった。
う、うん。
鬼、か。
と、和風おっさん鯖が鬼談義で盛り上がってる中・・・。
心ここにあらずと言った雰囲気で、金時は空を見上げた。
それは、かつて聞いた、誰かの声。
失ったものの声に、彼は鬼を憎むと誓った。
金時と、小太郎と同じく、鬼の血を引くサーヴァント。
まもなく彼女は、最上階に到達する。