【FGO】節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔 十階の鬼
それは何処かで起きたいつかの話。
日本の片田舎から確認されたという微小特異点―――。
そこには、本来あるはずのない謎の塔が建築されていた。
建築学的にはありえない高さと形状で、目的も意味も不明なまま
そびえたつその塔には、いったいどのような秘密が隠されて
いるのだろうか?
そして、微小特異点の確認とほぼ同じタイミングで
レイシフトしたことが確認されている角の生えた二人組の企みとは?
酒呑童子からの挑戦状、登る度に酔うというその塔を交代制で攻略することにした。
幸い各階で待ち構えているエネミーはそこまで強敵ではなかったので、みんないい運動がてら手伝ってくれた。
気のせいか、おっさん鯖ばっかり・・・。
そして、十階に到達した時、彼女と出会った。
体調は大丈夫?
そうか。他の鯖は影響の大小はあるけど、節分ちゃんだけ全く効いてないようだから。もしかしたら、我慢しているのかもと思ったけど。
大きな筆を携えて、待ちくたびれたようにこちらを見ていたのは、葛飾北斎だった。
題材・・・って何さ?
おぉう、なんかスイッチ入っちゃったみたいだぞ。
(あ、ちょっと困ってる・・・。)
それはまた残念な・・・。
やっぱり肉弾勝負になるのか・・・・・・!
いやまぁね、あの人、フォーリナーって言ってすんごく強いんですよ。
クラス:フォーリナー
アヴェンジャー「うわお!俺この宝具初めて成功した!!」
アヴェ「弱え・・・!!」
まぁ、なんやかんやあって・・・。
外の温泉で休んできたらどう?
みんな疲れたら温泉に行ってるよ。
言い方がやらしいな!
あ!聞こえてた・・・。
騒がしさそのままに、ドタドタと北斎ちゃんは部屋を出ていった。
うん、頑張ろう。
浴場宝具・・・?
(偉そう)
王気・・・?
おぉ、珍しくまともな事言ってる!(失礼)
(偉そう)
(偉そう)
(カチン。)
(凄い方向からの強がりだ・・・!)
?
!?!?!?
で、でたあああああ!!!
風呂だからこそ、か。
浴場ではしゃぐ王達なのでした。