【FGO プレイ日記】序/2017年 12月26日「第2節」【プロローグ】
全ての特異点は修復され、人類の危機は去った。カルデアスはその役目を終え炉心の火を落とした。
魔術協会からの査問団到着が目前に迫る中で職員達はこの先の行く末を思い、
帰る時を迎えた主人公もまた、この場所での思い出をかみしめるように館内を見て回っていた。
そして、カルデアは新たな訪問者を迎え入れるのだが───
そして、その時はやってきた。
いよいよか。
感心したような男の声が聞こえた。
ら、らじゃー。
うん。これだけでこいつがダメな奴だって事がよくわかった。
そして、後ろには似つかわしくないほどの長身の女の人が。あれ、でもどこかで、見たような。。
ガチャガチャ。と、物騒な音がする。これは・・・
さも何でも無いように言うゴルドルフ氏。
自慢気に掲げている右手は、これを下ろせば蜂の巣だ、とでも言っているようだ。
いつも以上に声量を上げるダ・ヴィンチちゃん。この場にいる全員に聞こえるように、わざと大きく話しているようだ。
一瞬でゴルドルフ氏の表情が曇る。ズバリ図星、ぐうの根も出ないようだ。
自分では対処できないのか、後ろの秘書に耳打ちする。(全部聞こえてるけど・・・。)
(言いくるめられている・・・。そして、あの秘書はこちらにわざと聞こえるように話している、ように見えた)
ぜぇったい嘘だな。
ガチャ。銃口が一歩こちらに近づく。確かに、ダ・ヴィンチちゃんの推理通りとはいえ、今どうすることもできないのは事実だ。
(極めて一方的ですけどね。)
もはや建前は不要と判断したのか、明らかに聞こえる声量でダ・ヴィンチちゃんが返す。
(ニヤリ)
・・・?
そうだったんだ・・・。
というか隙しか見せてないんですが・・・。
・・・。あなたは、一体・・・・!
一緒で良かったね、マシュ。
戦闘というかなんだろうか。あの目。あれは、今まで立ちはだかってきたサーヴァント達とよく似ている気がする。
えーーーー?
ガンガン、と扉を乱暴に叩く音。まるで囚人に看守が言うような口調で、呼び出しの声が聞こえた。
そもそも自分はわかってるというか、詳しくは知らないことが多いんだけどなぁ・・・。
言いようのない不安を胸に秘めたまま、部屋出た。
反抗心ならそっちの方がお持ちじゃない?とか思いつつ、査問会の部屋の扉を開いた。
査問から解放されたのは、それから六時間後だった。
まずは、特異点F「フユキ」から「バビロニア」「ソロモン」。ぐだぐだ本能寺、セイバーウォーズ、贋作騒動、エリちゃん(ランサー)、エリちゃん(キャスター)、エリちゃん(セイバー)、メカエリちゃん(アルターエゴ)の説明、アルトリアとアルトリアとアルトリアとアルトリアとアーサーとアルトリアとアルトリアとアルトリアの話とか、新宿、アガルタ、セラフ、下総、セイレム、そして冥界下りまで、今までの全てを説明させられるハメになった。そして、9割方自分でも何言ってるのかわからなかった。。。
明らかにこちらが出るタイミングを知っていて待ち構えていた事が見え見えな、ゴルドルフ氏の秘書コヤンスカヤ女史がそこにいた。
一瞬、背筋が凍りつくような視線を彼女から感じた。すると瞬間、どこからともなくフォウくんが現れ、彼女に飛びかかった。
そのフォウくんの飛びかかりを何でもないように躱して、そのまま上げた足を下ろしてフォウくんを踏みつけた。
フォウから離れろ!
この人は信用しちゃいけない。一瞬で敵意が生まれた。
グリ、とフォウを踏みつける足を強める女史。こちらに拒否権はなかった。
・・・こちらは何も言っていないが、確かに目を合わせただけで女史はわかったようにそう言った。まぁ、カルデアから提出した書類にも似たようなことは書いてあったから、普通に考えればそれを言い当てたように言っているだけだと思う。
そういえば知らない。カルデアがどこにあるかなんて。
標高6000メートルの雪山・・・としか・・・。
それは・・・。
・・・。それは・・・
それ、、、、は、、、、
体の力がだらりと抜けた。悔しいが、彼女の言っていることは何も間違っていない。いや、でも。薄々感づいていたんだ。ただ、知るのが怖かった。。
すると、フォウくんがコヤンスカヤ女史の足をなんとか抜け出して、今度は真下から顔面に飛びかかる。
何事もなかったかのような明るいテンションでコヤンスカヤ女史は帰っていった。
Aチームのマスター、たちか。
再び部屋に戻る。
Aチーム。Aチームの人達について・・・教えてもらえる?
こうして、俺たちは2017年12月31日を迎えた。