【FGO】Epic of Remnant 亜種特異点II 伝承地底世界アガルタ「アガルタの女」【第14節 奴隷王】
「空想からの征服」「地下大空洞」「女戦士たちの雄叫び」
「桃の芳香」「暴虐と狂乱の英雄」「煌々たる城塞」
「幻想都市」「歪みなき願いの歪み」「無空の天」
「黄金の密林」
時代 A.D.2000年代
場所 中央アジア
人理定礎値 ??
氾濫する幻想都市、悪辣なる理想郷
その地を支配するは、百花乱れる『女』たち──
・前回までのあらすじ
アストルフォとデオンと共に、第二の亜種特異点地底世界「アガルタ」にレイシフトしたマスター。
そこで、はぐれサーヴァントになっていた若き日のフェルグス・マック・ロイと出会う。
最期の都市、エルドラドを支配するアマゾネスの女王、ペンテシレイアを倒した一行。
だが、これまで行動を共にしてきたコロンブスの銃口が突如マスターに向けられた。
銃弾を弾かれたコロンブスは、さも可笑しそうに笑った。
あぁ、記憶喪失の髭オヤジ・・・・やっぱり信じられなかったよダディ。
嬉しくてしょうがないかのように、コロンブスは笑いをこらえながら言った。
女が支配している世界。
は?
こいつは、一体何を言っているんだ・・・?
時代は変わる。奴隷が認められた国は確かに人類史に多く存在する。
だから、それがその時代で間違っていたなんて価値観は無い。
だから、否定にならない。
コロンブスの話は、エレナの話だ。
それを聞いて、体中から怒りがこみ上げてきた。
そう言ってコロンブスは簡易令呪を見せびらかせた。
再び再起動するメガロス。自分の意志もなく、ただコロンブスに従って、こちらに攻撃を仕掛けてくる。
既にアマゾネスとの戦いでかなり消耗していたせいか、思うように反撃できない。
メガロスの攻撃、そして、コロンブスの巨大な錨が同時に襲いかかる・・・・・・!!!
撃ち出された鎖と斧を、アストルフォとデオンが間一髪で反らした。
二人は大丈夫!!?
見れば二人ともボロボロで、既にかなりの魔力を消耗している。
一瞬で状況を把握したのか、デオンとアストルフォは、メガロスとコロンブスに剣先を向けた。
(なんだと・・・、絶対にやらん、あいつ●す)
何がそんなに嬉しいのか、コロンブスはハイテンションでデオンの問に応えた。
1つ言えることは、あんたみたいなクズが勝つシナリオなんて存在しないってことだ!
メガロスを後ろ盾に、コロンブスはその巨大な錨を何度もこちらに打ち込んでくる。
残った魔力をフル稼働させて、デオンとアストルフォは攻撃を回避し、メガロスを集中攻撃する。
コロンブス自体はそこまで脅威ではない。ならば、今ここでありったけの令呪を使ってでも、メガロスを停止させる――――――!!!!
これでもう後ろ盾はなくなった、あんたの負けだ。
その手に持つのは玉手箱。高笑いしながら、その蓋を取った。
パァン!
レジスタンスの男が呆然と立っている。
諦めず、一矢報いると信じて放った矢が、コロンブスの玉手箱をその手から落とした。
それでも、彼は諦めなかった。次また召喚された時、今度こそ奴隷の王になる野望を持って・・・・・・。
あれ?
魔神柱が現れない・・・?
ホームズ、どういうことなんだい?
それは
それは
それは
それは
ぺこり、とシェヘラザードは頭を下げた。