【FGO】Epic of Remnant 亜種特異点II 伝承地底世界アガルタ「アガルタの女」【第8節 光輝の城塞都市 1/2】
「空想からの征服」「地下大空洞」「女戦士たちの雄叫び」
「桃の芳香」「暴虐と狂乱の英雄」「煌々たる城塞」
「幻想都市」「歪みなき願いの歪み」「無空の天」
「黄金の密林」
時代 A.D.2000年代
場所 中央アジア
人理定礎値 ??
氾濫する幻想都市、悪辣なる理想郷
その地を支配するは、百花乱れる『女』たち──
・前回までのあらすじ
アストルフォとデオンと共に、第二の亜種特異点地底世界「アガルタ」にレイシフトしたマスター。
そこで、はぐれサーヴァントになっていた若き日のフェルグス・マック・ロイと出会う。
水の都市イースを出た一行は、次なる目的地、闇夜に輝く不夜城を目指す。
まぁ、危険には慣れてるから。
ライダーはそれがあるから慕われてるんだと思うよ。
マシュの案内で一行は、出入り口と思われる正門から最も離れた場所の城壁からすんなり中に侵入した。
中は、どこまでも灯りが煌々と光る眩い町並みだった。
まさに雰囲気は新宿のそれだよね。
大丈夫、アストルフォならバレない。こんなに可愛い子が女の子なわけが
でも、サーヴァントなら気配でバレるんじゃ(←でも言わない)
さすがは白百合の怪盗。華麗な手口だ。
周囲を気にせずいきなり服を脱ぎだすアストルフォ。
かまわん、続けろ
(白い目)←でも細目でよくわからない。
これが理性蒸発・・・。
5分後。
(カシャ)
アアアアストルフォォォォォォォウ!!!!!(雄叫び)
(変な間)
(それはどうかな・・・)
どうかした、マシュ?
そうだね、デオンは男の子とか女の子とか男の娘とかそういうんじゃない「デオン」だねぇ。
じーっ
こ、これは、、、、微妙なラインながら、、、、ある、、、ように見えますな。
この話はもうよそう。ここから先は誰も幸せにならない。デオンは今のまま、性別「デオン」で良いんだ。
イインダ。
(カシャ)
空から舞い降りた訳ありの半裸の美女が悪漢に追われて迷い込んでくる、とか(欲張り)
頭脳は下半身でしたけどね。
そう言いながら、それなりに大きい掛け声でケルト式スクワットを始めるフェルグス。
どこがそんなに魅力的なの?
ケルトは見かけによらないね。
しかし、そうこう言っているうちに合成獣が突如路地裏に現れた。
こちらを侵入者と見るやいなや、一目散に襲い掛かってくる。
誰かさんが大声でスクワットするから・・・・・。
うーん、そんな簡単な話じゃない気がする・・・。
しかし、隠れている時間がない。
見ると、通路の向こうに男がこちらに向かってきた。
見たところ、エルドラドやイースのように、奴隷のように扱われている様子はないが、男は酷く怯えた様子だ。
奴ら?ということはそれが「犬」なのか。
そして、そんな夜に煌々とする街にコスプレして歩いていると色々如何わしく見えてしまう不思議。
男は突如大声を上げた。話を持ちかけた方の男は酷く動揺している。
悲鳴が歓楽街に反響する。二人は黙ってその様子を見ていた。
すると、路地裏の通路の奥から確かにそれは現れた。
するり、するりと静かに、着物の擦れる音だけを立てて、長身の女性がこちらに向かってくる。
女は鉈のお化けのような巨大な刃物をその手に持っている。
刀身は、赤い血が染まりきって変色している。とても切れ味があるようには思えない。
前で、って言いたら裁き止めてくれます?
うーん、だめだこりゃ。
そう、タケシの好みは肉体的に成熟した(ナイチンゲールのような)女性だからだ。←(後で色々な人に怒られる発言)
目の前には3人の酷吏。対してこちらはフェルグス一人。
しかも、フェルグスは女性を攻撃できない。
なので、あくまで「防衛」として守る戦いを指示する。
相手の攻撃に合わせてそれを相殺する守りの攻撃を繰り出し、相手を無力化する。
今まで色々なサーヴァントの指揮をしてきたんだ、これぐらいはどうってことない。
これがケルトの筋肉パワーです。
説明しよう。カルデアの通信は、普通の人には声だけしか聞こえないのだ。
しかし、男が口を開きかけた瞬間。通りの方から爆発音のような大きな音が聞こえた。
まぁ、これはもう、そうでしょうな。
逃亡を持ちかけた男は酷吏に拘束され、広場の真ん中にある台に張り付けられていた。
かつて、マリー・アントワネットのその最期を見届けられなかったシュバリエ・デオン。
彼女の最期も処刑台。処刑人サンソンのギロチンによるものだった。
「指先を切り落とす」。
その残酷な執行内容を聞いて、男はなぜか安堵するような表情を見せた。
男は酷吏の残虐性を知っている。ほとんどの男は酷吏に殺されている。「指先だけですむなら」と安堵した男の顔が絶望に染まる。
男の悲鳴と大量の血飛沫が広場の台座を染め上げた。
足の先まで体が震える。
恐怖と後悔と無念さと自分の無力さと、、、、
マスターだったらどうするか。
それは、それまでデオンを縛っていた責務や役目とは違うもの。
フフっとデオンは笑った。
アストルフォは、まるで、市場の少年たちの悪巧みのような無垢な顔でそう言ったのだ。
デオンは即座に台座に飛び込み、酷吏の振り下ろすその鉈を叩き落とした。
突然の自体に一瞬周囲は固まったが、処刑の妨害に来た犯罪者と聰られ、酷吏に囲まれる。
マシュ、しっかり記録した?後で黒髭氏とマリーに見せよう
いやぁまぁ、なんとか間に合った。いや、何も間に合ってないんだけど。
フェルグスも加勢して、周囲の酷吏を引き離しながら、不夜城を駆け巡る。これだけ騒ぎになれば、もう隠密も何もあったもんじゃないが・・・
どういうこと?
つまり、臣民=酷吏であって、この不夜城自体がやっぱり脅威だってことか。
ひとまず、いつまでも逃げ続けてはいられない。
隠れる場所を探して、セーラー服とメイド服を引き連れて、一行は不夜城を走り回った。