【FGO】復刻:天魔御伽草子 鬼ヶ島 ライト版【プロローグ】
羅生門の一件から数日が経ち、茨木童子との激しい戦いの傷が癒えてきた頃。
マシュに呼ばれ、カルデアの管制室に足を運んだ。
ロマンは穏やかな表情だが、それが逆に何か深刻な事態を予感させた。
やはり、このタイミングで呼ばれたということはそうなのだろう。
もちろん。放っておける状況じゃないよね。
フォウは、前回お供できなかったからか、いつになくはしゃいでいるように見える。
(なぜか空いているコフィンに、口にくわえていた四角いこんにゃく?のようなものを置いている・・・。)
場所は、日本。
時代は平安。
こう、なんとなく、良くない予感がした。
誰かの声がする。
「私は……よく、人から『わからない』と言われたのです。」
「戦う理由が、誰かのためだというと皆がはて? と首を傾げてしまいます。」
「私の理由は、そんなに不思議なものでしょうか?」
「教えてください、主殿」