【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

【FGO】期間限定イベント「鬼哭酔夢魔京 羅生門」【継戦5 酒呑の記憶】

レイシフトしてたどり着いたのは桜の咲き誇る京の街。
一見すると美しい景色だけれど、
そこにいる人々は何かがおかしい・・・・・・?
甘い匂いに誘われるがまま進んだ先で───金太郎と鬼退治?
夢か幻か、強大な鬼を相手に総力戦に挑む事となったマスター。
闘いの先に待つものとは?









「さぁ、行きなさい金時。今宵、あの鬼たちを一網打尽にするのです。」















その日は珍しく満月だった。




大江山はいつも黒い雲が覆う「魔の山」なんて呼ばれていた。


まず人は近づかない。


鬼やら熊やら大猪やら出てきて、人を襲うって言われてるからだ。




その日は月明かりで一際そいつの顔がよく見えた。


子供の頃から見飽きた(見慣れた)、ろくでもない(懐かしい)顔だ。






何か言おうとして、先に言われた。















京の都に引き取られてから何度も何度も教え込まれた言葉を。


目の前の彼女に(自分に)言って聞かせた。







月明かりが少女の顔を照らす。


あどけない顔つきに、色気のある艶やかな声。






その時、その場所で何が起こったのか。






目を開けた時、夢は覚めていた。








今の夢って・・・。




時々起こる。

サーヴァントの生前の記憶を夢で見ることがある。


今見たのは、酒天童子と金時の、恐らく最期に会った記憶・・・。











苦虫を潰したように、金時の言い方には含みがあった。








それって・・・。


























「よくやりましたね、金時。見事です」



何がそんなに嬉しいのか、大将はソレを見て笑った。



「・・・・・・。」



何がそんなに悲しいのか、オレはソレを見て何も言えなかった。