【FGO】期間限定イベント「鬼哭酔夢魔京 羅生門」【継戦3 魔京の酒霧】
レイシフトしてたどり着いたのは桜の咲き誇る京の街。
一見すると美しい景色だけれど、
そこにいる人々は何かがおかしい・・・・・・?
甘い匂いに誘われるがまま進んだ先で───金太郎と鬼退治?
夢か幻か、強大な鬼を相手に総力戦に挑む事となったマスター。
闘いの先に待つものとは?
今でも思い出す。あの時、あの瞬間の言葉を。
『ふふ、何見とるん、小僧?ま、うちはいくら見られてもかまへんけどな』
「・・・・・・見てねェ。テメェがオレの前にいるだけだ」
『ふふ、いけずなおひとやわぁ・・・』
こんな方法しか無かったのかって。
こんなことでしか、あいつを救ってやれねぇのかって。
男がうじうじ過去にこだわるなんざみっともねぇが・・・。
それでも、オレはあの時―――――。
既に3度目の再戦。
しかし、少しでもこちらが優勢に立つと、茨木童子は「仕切り直し」スキルで門の向こうに消えてしまう。
何を見ているの、マシュ?
じっと黙って門を見つめるマシュに訪ねた。
あぁ、そっちの話ね(こっちの口におむすびをねじ込みながら聞いてたのか・・・)
なるほど、確かにそれは一理あるね。
じゃあ迂回するのは?
マシュの案内で門の周辺を探索する。門はぐるりと霧の中心部を守るように囲まれていた。
西側に来て唖然とした。
京の中心部から少しずれたここは、断崖絶壁が広がっていた。
やっぱり彼女をなんとかするしか先に進む手段はないみたいだね。
なんで、
『さ、はじめよか。もう何度目になるかもわからんけども。』
「あぁ、これで最期だ。」
『ふふ、最期やなんて寂しいわぁ。うち、無粋に争うのは好かんねん。落とすなら力ずくより色仕掛けや。』
なんで、
「・・・・・・。」
『ふふ。まぁ、アンタさんには通じひんから、この始末やけどな』
なんで、テメェは、そんなに楽しそうに笑うんだ。