【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

[Fate/Grand Order]【FGO】Epic of Remnant 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿「新宿幻霊事件」【第9節 変化自在バガボンド】

歪んだ歴史を修復しようとする時、膨大な取りこぼしが発生する。
排斥された狂気が作り上げた脚本。
忘れ去られた世紀末の神話。
かつてない規模の殺人事件が、亜種特異点となって完成する
完全犯罪計画、起動―――――幻霊よ、背徳の街で踊り狂え。



・前回まで
新宿のバーサーカーを倒し、新たに呪腕のハサンを仲間に迎える。
残るはオルタとなったエミヤと、新宿のライダー、アサシン、そして悪のアーチャー。


















































ねぐらにハサンを案内する。しかしその風貌のせいか、カヴァスII世に吠えられている。




ジャンヌ(イラ)






(騎乗スキルなしでどうやって整備してるんだろう・・・)


あ、オレも未成年なもんで・・・。


(あからさまに寂しそうな顔)






一人暮らしのサラリーマンみたいですね。







酔ったおっさんに背中からバシバシ叩かれるウザさと言ったら・・・。










(記憶の大部分が欠如してるんじゃないのか・・・)




あ、寝た。







まぁもうどっちでもいいけどね。















ぼそりとハサンは静かに言った。








そういえば巌窟王も同じようなことを言っていたような。





現場にピリっとした空気が流れる。ハサンの地上の様子を警戒しているのがわかった。








ん。了解








外に出た。特に入るときと同じだ。変化は・・・




・・・。




ハサンの雰囲気が変わった。

ダ・ヴィンチちゃんの言葉でこちらも気づいた。

ハサンと向き合い、態勢を変える。






その問いが何を意味しているのかは瞬時に理解できた。

ここにいるのはハサンじゃない。




目の前の像がボヤける。声の調子が変わった。


気づけば、別人がそこにいた。










これまでの経緯から推測して、ダ・ヴィンチちゃんはその幻霊の名前を口にした。

他者と全く同じ姿を持つというドッペルゲンガー。目の前のサーヴァントはその幻霊を取り込み、そしてハサンとして潜り込んできたのだ。






ねぐらからいつの間にかジャンヌとアルトリアも出てきていた。アーチャーは・・・どうやら寝ているようだ。








アルトリアとジャンヌもハサンの正体に気づいていたらしい。

そして、このアサシンも気づかれていたのは「わかっていた」らしい。わかっていて、こういう状況まで読んでいて、この男はそれを楽しんでいる・・・。



ぐらりと視界が揺れた。余りにも一瞬の出来事。


気づけば真下から投げ飛ばされていた。


空中に浮かんだ自分の体を抱えるように、アサシンは飛び上がった。




その真下を二人の黒い炎と光が通過する。アサシンは俊敏性に長けている。二人の攻撃は強力だがその分動きが重い。そこを見抜かれている。







ビルの間を縫うように飛び回るアサシン。正直抵抗したいが高さが高さなだけに落ちたら助かる気がしない。。。





アルトリアがバイクに乗ってこちらに向かってくる。スピードはほぼ同じぐらい。だが、舗装された公道を走るバイクの機動力が飛び回るアサシンより若干上だ。





気づけば、道を寸断するように武装した雀蜂の部隊がアルトリアの前に立ちふさがる。

アサシンは一番近いビルの踊り場に着地し、高みの見物とばかりに自分の体を抱えたまま座り込んだ。




逃げるなら今・・・。だけど、今この場はアルトリアが戦線を切り抜けることが優先だ。



ビルの8階からアルトリアに指示を送る。

ビル風の吹く中でもアルトリアは的確に動いてくれる。

そして自身も台風となって雀蜂たちを吹き飛ばすその姿に、少し見惚れてしまっていた。

















見た目はスプリガンだが、霊核の反応が桁違いだ。それこそ、これまでの特異点であったボス級のステータスに近い。




リア王





漆黒の光が新宿を照らす。極光剣の輝きは、あらゆる敵を粉砕した。







アルトリアは戦闘直後で息を切らしている。

宝具を放った直後だからか、魔力で動くキュライッシュ・オルタも先ほどの速度は出ない。

アサシンは、笑いながらビル群を飛び回る。

気づけば、バイクのエンジン音は風にかき消されていた。











マシュ・・・!


真下に広がる新宿のネオン。


カルデアの通信が途切れた瞬間、自分の意識もそこで途切れてしまった。