【FGO】決戦!武蔵ちゃん!終わりなき巌流島の戦い【宮本武蔵ピックアップ召喚】
結論から言おう。
私は、やり過ぎた。やり過ぎてしまった。
でも後悔していない。
(だから後悔している)
だから胸を張ろう。
(でも胃が痛い)
さぁ未来に向かって。
(できるなら過去に戻りたい)
もう一度奇跡を
(もう一度奇跡を)
これは、1/1から1/12にかけて「FGO ハッピーニューイヤーガチャ」で起こった絶対に真似してはいけないある幕間の物語。
1/1 0:03
年末、花の魔術師マーリンの召喚を奇跡的に成功した我がカルデアは年始早々財政難が続いていた。
切り崩したC91貯金、ブログのアフィリエイト、見送ったグッズ販売CD/DVD等。(一番痛かったのは年々増えていく可愛い可愛いちびっ子達へのお年玉だったが、それはそれ)
そして、何の前触れもなく登場した期間限定サーヴァント宮本武蔵。
事前情報が一切ない未知のサーヴァントだ。とりあえずそのまま配信された体験クエストをプレイする。
その時の感情を一言で表すならこうだ。
絶対に欲しいと思った(思った)
財政難な我がカルデアだが一つだけこのチャンスを獲得できる方法があった(既に嫌な予感しかしない)。
「よし、未来の投資を今使おう」
マシュに止められた。(ここから脳内妄想)
「先輩、それ以上は危険です。きっと良くないことが起こります」
いつだったか、似たような事が以前にもあった。
そう、あれは、ドレイク姉さんのピックアップガチャのときだ。
同じく新規追加されたアン&メアリー(SR)が6枚来ても、ドレイク姉さんは来なかった(後に全く関係ないガチャで2枚召喚される)。
気づけば、私はあの時と同じように、健気に止めようとするマシュの手を振り払っていた(色々と手遅れだった)。
「先輩!」
(この先、ボクがもし道を外してしまったら、その時はマシュが止めてくれるかい)
いつかそんな話をしたのをチラリと思い出した。いい感じの夜のいい感じの丘の上だった。ロマンの通信さえなければさらにいい感じだったと思う。
マシュはいい子だ。マスター思いのサーヴァントだ。その時の約束を忠実に守ってくれている。あるいは、そんな約束など関係なしにこうしてワタシの身(財布)を案じて止めてくれるのかもしれない。
そう。
彼女とは、共に人理を救った。
そこには、先輩と後輩、マスターとサーヴァント以上の信頼があるといっていい。
「マスター!」
マシュの呼び方が変わった。恐らくこれが最後のチャンスだろう。
それでも私は足を止めなかった(色々と手遅れだった)。
「っ・・・。」
振り返る。
マシュは泣いていた。
私も泣いていた(ポロロン)。
「大丈夫、ちょっと行ってくるだけだよ」
今度は振り向かずにそう言った。今度振り向けば、意志が揺らいでしまいそうな気がした。
マシュに聞こえたのかはわからない。マシュは何も言わなかった。
あぁわかってる。きっとこれはそういう戦いだ。
最後にそう自分に言い訳をして、部屋を出た(最低だった)。
そして、ここから一人だけの戦いが始まった。
(※最初から一人です)
まだ何もしていないのに、今までで一番辛い時間だった。
そうして(画面の)上を見上げる。
聖晶石X40個(Xは精神的に辛いので非表示)
さぁ、いくぞ運営・・・!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(杉山紀彰ボイス)
やぁ、アナ。今日も可愛いね。
ね、姉様!妹を当てたから姉が出てきてしまった。
もう何度顔を合わせたかもわからないウルフの旦那も召喚。即レアプリズムに。
ベオウルフ「おい」
なんとSRサーヴァントが3枚も当たった。これはこれで凄い引きだがそうじゃない。そうじゃないんだ。
→聖晶石X10個(ガチャ・・・ポチ)
もう何も恐れない。孤高のヒーローになる。エミヤ(アーチャー)先輩のような孤高のヒーローに!
エ、、、、エミヤ先輩がいっぱい・・・。
やはり、エミヤ先輩のような正義の味方を目指すは間違っていたのか。
その後も、射を構えるカッコイイエミヤ先輩は出続けた。
(そして右のスクロールバーを見ればわかるがまだここは折り返しでしかなかった。)
この日、FGO開始して以来のハズレ10連も引いた。
→聖晶石X50個(ガチャ・・・ポチ)
エ、エミ・・・キリツグ!
マイヤァ・・・。
→聖晶石X20個(ガチャ・・・ポチ)
トキオミ!(優雅過ぎて眩しい)
こうしていち早くSSR礼装「ファースト・サンライズ」が5枚揃ってしまった。よし、金時に付けよう。
そしてその後もエミヤ先輩は出続けた。もう当初の目的など忘れていた。
→聖晶石63個
そこで。
見事マーリン召喚に成功した、「所縁がありそうなパーティ編成で願掛け」をやってみる。
まず、武蔵を呼ぶなら佐々木を入れないと(まぁ本人は燕返しができるただのNOUMINだけど)
次に牛若丸。この後も侍で固める。
弁慶(と名乗る男)。
頼光(金時は逃げた)。
トータを入れてこれで日本鯖パーティ完成。みんな侍だけど、正真正銘本人っていうのがトータしかいないのが凄い。
パーティ名は「決戦!!巌流島!!おいでませ燕返し」(もうこの時点で私はだいぶキていた。ダ・ヴィンチちゃんは真顔で何も言わなかった。あんなダ・ヴィンチちゃんは初めてだ)
1/12 23:40
→聖晶石33個
恐らくこれが最後のチャンス。
マシュとはあれから会っていない。
廊下ですれ違う他のサーヴァント達も心なしか冷たい。
なんとなく居場所を失ってしまった気分だ(そしてその果てに何があるのか)。
深呼吸してみる。
指が震えた。
大丈夫、まだやれる。
この手にはまだ、その力(1%)が残されている
1/12 23:52
もう、ここまで来てしまった。
正直当たらないと思う。だって、マーリンの時と合算すれば、ここまで●00回以上回したんだ(怖くて書けない)。
マシュ。
彼女の笑顔が浮かんだ。
最後に見た彼女は泣いていた。私が泣かしたんだ。私が、、、、、
もう止めよう。最初からわかっていた。武蔵ちゃんは来ない。マシュに峰じゃない部分でぶん殴られる。
だからもう。こんな馬鹿げた・・・
ポチ。
ごめんマシュ。
ここまで来てようやく気づいた。
マシュに会いたい。会って謝りたい。電話でも良い。
マシュさえいれば良い。今すぐ声が聞きたい。
だって、一番欲しかったものは、、、本当に欲しかったのは、、、
!?
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ■■■■■■■■■■■■ーーーーーーー!!!!!!(※彼はバーサーカーではありません)
「ん?どうしたマスター?なぜそんなに落ち込んでいる?」
プルルルル・・・ガチャ
「おかけになった番号は現在使われて