【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

【FGO】二代目はオルタちゃん 〜2016クリスマス〜 第一夜 「何がジャンヌに起こったか?」

今回の話を語る前に、ある冬の出来事を話しておかねばなるまい。

それは2015年冬。




耳にゴーゴーと当たる風の音で目が覚めた。

マイルームで眠っていたハズだが、辺り一面雪景色だった。

しかし、状況に反して体は部屋にいた時のままだ。一言で言うと「死ぬほど寒い。」


そんな震える私を見ていたのは、黒いセイバー。

アルトリア・ペンドラゴン・オルタ。

それは、アーサー王のもう1つの影の側面。黒い聖杯の影響により現界したサーヴァント。



しかし、彼女は自身を「サンタオルタ」と名乗った。

彼女は言った(特にこちらは何も聞いていないが)。

普段の周りから囁かれている自分の風評を払拭するため、サンタとなって人々に幸せを届けたい。と。

しかし一人では心もとないのか、もるがんをジェット噴射して大気圏を超えてしまったせいで、トナカイに逃げられてしまい、代わりに私がトナカイ代行として彼女に付き添うことになった。


極寒の冬空をラムレイ2号と呼ばれる空飛ぶソリに乘って、サンタオルタは人々に幸せ(の反対)をバラまいていった。

先行してサンタを名乗って悪行を行っていたカエサル君(なお、本人に歩く詐欺師の自覚は無い)を打ち取り、真のサンタとなったアルトリア・オルタ。

来年もまた一緒にクリスマスを過ごす(語弊のある言い方)約束をして、2015年のクリスマスは、幕を閉じた。

そして、今年もクリスマスが近づいてきた。。。。。














言葉は悲しげだが、彼女は笑っていた。全てが終わったこの光景を、どこか満足そうに見つめていた。










その日はクリスマスに備えていつもより早めに起きていた。


それは褒めているのかな。。



カルデアの廊下はいつもピカピカに磨かれている。廊下に写る自分の姿、頭に付けたトナカイの被り物を見て、くすりと笑った。




色々抱えているものを順番に渡すマシュ。ひとつひとつ説明を入れてくれるところが実にマシュらしいなと思う。



(これが本当の魔術カイロ・・・)




(それ特許あったんじゃ・・・)




時速150kmで食べられるかな。。。






あぁみんなの優しさが温かい。




(願望だった)

まるで娘を婿にやる父親のような台詞・・・。







了解。



そうしてくるりと体を反転させて、後ろで待っていた彼女を見た。



そこには、ちっこいジャンヌがいた。






うん、どうしてこうなった。。。




そう、それは、昨晩のこと・・・・。とマシュは語りだした。















廊下でジャンヌが待ち合わせていたのは、目が飛び出ている方のジル・ド・レェ。

元帥本人は理由も聞かされずに呼び出されていた。







以前の真贋騒動を言っているのだろう。自分はジャンヌ・ダルクの偽物、それでも意地とプライドと執念で彼女はサーヴァントに昇華してここにいる。

だが本物、つまり表のジャンヌ・ダルクを常に敵視していた。










かつては冬木市で起こった少年少女大量誘拐&殺戮事件の首謀者である。警戒するなという方が無理な話だ。










だんだん、と足を踏み鳴らして悔しそうにジャンヌは言う。

幸せそうな人を見ていると吐き気がする。それは彼女が常々口にしていることだった。

特にサンタオルタとは相性が悪い。まだサーヴァント化する前の去年のクリスマスに色々と揉めた記憶がある。









サンタとして配るという前提は覆さないところが、彼女が根っこのところで表と同様生真面目である所以だ。








見せびらかすようにジャンヌは怪しげな液体を取り出して見せた。

うん、怪しい。琥珀製と言われても違和感がないほどに。



まぁ、もっとも透明になったくらいでは、「直感」スキル持ちのセイバーに気配を感じ取られてしまって終わりのような気もするけど、面白そうだから黙っていよう、とこの時ジルは思った。







もっとも子ギルは子ギルで質が悪いのだが・・・。







悪聖女は怪しい薬を一気に飲み込んだ。








透明になるどころか、ジャンヌの体が光に包まれた。まるで、子供向け変身ヒーローのように。


ジャンヌの悲鳴に声を荒げるジル。しかし、、、、









体が縮んでしまっていた!?(コナン)



需要の無い満面の笑み。









怪しい薬で少女になったせいか、いつもの卑屈な態度は消え、完全に生真面目な性格が前面に出てしまっていた。








3分後






下ろしたてのコスチュームのあちこちを黒焦げにしながらジルに講義するジャンヌリリィ。言うまでもなく泣いている。





と、さすがに今の爆音に気づいたのか、廊下の明かりが点灯した。


(失礼)



奇しくも表のジャンヌが姿を表した。それを見てリリィは若干興奮気味にジャンヌに歩み寄る。






息苦しい間



(ギロリ)






狼狽したジルは、ここで起こった出来事を一言一句漏らさず説明した。

真剣に。

心を込めて。


だが、「嘘おっしゃい!」の一言の後、彼の両目は潰れかけた。














翌朝。

リリィ本人の口から、ジルと全く同じ見解が語られたことにより、ジャンヌは事をマスターに相談しに向かった。



何?、その、何?






もっかい。







オッケー、ほどほどね。







してないよね?




あぁ、うっかりか。じゃあしょうがないな。







(余りにオルタが哀れなのでフォローに回る聖女)





昨晩、寝ぼけていて何も覚えていないと自称するサンタオルタも同席していた。











泣いている。この子泣いているわ。












うん、それはそうだね。。。







ただいま。












うん・。








頼りにしてるよ(大人の対応)







引き受けた。優しい大人が多いね、ここは。
















で、今に至る。と。







というわけで、クリスマス。始まります。